
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。
今回紹介するのは、アニメ制作を行う“スタジオななほし”による作品『子猫の配達員うーにゃん』シリーズの『なんでいっぱい着させる?』だ。
そもそも同シリーズは生後間もない子猫のうーにゃんが配達員の猫・シルバに助けられ、そこからシルバや仲間とともに配達員として働く姿が描かれた作品。また、スタジオななほしの代表・佐藤こーだいさんが制作を担当するアニメ版、木川田ともみさんが作画を担当する漫画版の2種類が展開されている。
そして、以前こーだいさんのX(旧Twitter)に、うーにゃんが寒い冬の中で配達に勤しむ様子を描いたエピソード『なんでいっぱい着させる?』がポストされると、2000以上の「いいね」を獲得。そこでアニメ制作担当のこーだいさんと漫画担当の木川田さんに、同作について話を伺った。
冬なのに半袖のうーにゃん…周りが心配して服を着させようとしてくる?

雪が降り積もるある日、半袖の衣服をまとって配達に行こうとするうーにゃん。見かねたシルバは「まだ半袖は早いって」「こっち着ていけ」と言いながら、うーにゃんに長袖を着させる。そして、長袖を着たあとに再び配達に行こうとすると、ニット帽を持ったお魚型のナビゲーターロボット・カルパが「待つのです」と、うーにゃんを呼び止め…。読者からは「もふもふのうーにゃんが愛おしすぎる」「みんな優しくて心が温まった」といった反響が上がっていた。
漫画担当の木川田さん「うーにゃんの世界を広げるエピソードは、いくつか温めている話があります」

――子猫の配達員うーにゃん『なんでいっぱい着させる?』を描いた経緯についてお教えください。
木川田:一番は、いつも見守ってくれている大人たちの愛情が深すぎて、逆に身動きが取れなくなる…という、ちょっとおかしくて愛おしい状況を描きたかったからです。
シルバもカルパも、そしてお届け先のキャバリアさんも、みんな「うーにゃんに風邪を引かせたくない」という気持ちなんですよね。でも、うーにゃん本人は元気いっぱいの配達員なので、体が重くなるのを嫌がってる…。その親切心と本人のギャップが、最終的には全部脱ぎ捨てる!という爆発につながれば面白いな、と考えました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
木川田:こだわったのは、うーにゃんのシルエットの変化です。
最初はTシャツ一枚だったうーにゃんが、服を着せられ、帽子をかぶされ、マフラーを巻かれ……と、どんどんまん丸になっていく姿に注目してほしいです。最終的に転んでしまうシーンでは、毛玉が転がるようになっています!
また、最後に見つけた土筆もポイントです。身軽な姿になったからこそ、小さな春の訪れを見つけられた……というのは、自由奔放なうーにゃんらしいなと思います。
――『猫の配達員うーにゃん』シリーズの物語に関してですが、今後に例えば“大冒険に出る”というような、大きな展開を迎える可能性はあるでしょうか?
木川田:大冒険…という言葉からイメージされるような、異国へ旅立ったり、世界を救ったりといった壮大な展開は、今のところ予定していません。
というのも、この物語のテーマは、「うーにゃんにとって日常のささいな出来事こそが、本気で取り組む重大事件であり、大冒険!」だからです。
水たまりに落ちれば大事故ですし、お届け物をなくしたら真っ青になり一生懸命探します。そんな日常の中の冒険を丁寧に描いていきたいと思っています。ただ、うーにゃんの世界を広げるエピソードは、いくつか温めている話があります。
うーにゃんが町に来る前に住んでいた猫島を訪れるお話や、配達仲間のトイプーちゃんの家に遊びに行き、よそのお家の生活習慣にふれるエピソードなどです。
――2026年の目標や展望について教えてください。
こーだい:2026年は『子猫の配達員うーにゃん』にとって大きな一歩となる年になります。
これまで大切に育ててきたコミックスの世界を原作に、いよいよアニメシリーズとして、YouTubeをはじめとした各種SNSで展開していきます。まずはクラウドファンディングで応援してくださった皆さまへ4月に先行公開し、5月から一般公開を予定しています。
本シリーズは、1エピソードずつ丁寧に積み重ねていく形で公開していきます。一度きりで終わるものではなく、長く、じっくりと育っていく作品にしていきたいと考えています。作品を見てくれる人が多くなるほど、うーにゃんの世界もどんどん広がって行きますので、SNSなどでぜひ感想やコメントいただけると嬉しいです!
――読者へメッセージをお願いします。
木川田:いつも、うーにゃんの配達を温かく見守ってくださりありがとうございます!今回は、パンツ一丁で帰ってきたうーにゃんに驚くシルバの気持ちや、荷物を抱えて自由な子猫のお世話をするカルパの気持ちを、一緒に味わっていただけたら嬉しいです!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
<プロフィール>
木川田ともみ
佐藤と共にスタジオななほしを創設。漫画、イラスト、背景美術を担当する。『えんぎもん』『子猫の配達員うーにゃん』の漫画原作。NHKみんなのうた『風になれ』イラスト担当。『とむとじぇりーごっこ』『ハコフグとみなまたの海』などで美術監督を務める。デジタル漫画『いつも、どこかで』が第十五回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出される。
・木川田ともみさんX(旧Twitter):木川田ともみ
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佐藤こーだい
スタジオななほし代表・アニメ監督。CGアニメーターとしてキャリアをスタートし2017年に『スタジオななほし』を設立。『えんぎもん』アヌシー映画祭で上映。『子猫の配達員うーにゃん』CGアニメコンテストで最優秀を受賞。インディーズのアニメ映画祭『HashtagAnimation Fes』を立ち上げ、ディレクターを務める。
・佐藤こーだいさんX(旧Twitter):ななほし/こーだい
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・『子猫の配達員うーにゃん』公式WEBサイト:https://www.studio-nanahoshi.com/unyan-main
・コミック『子猫の配達員うーにゃん』はコチラから購入できます:BOOTH





















