12月31日放送の「プライムトーク」(BSフジ)に映画監督・是枝裕和氏がゲスト出演。2017年公開の映画「三度目の殺人」に出演した役所広司と広瀬すずが、是枝監督の素顔について語る場面があった。
「三度目の殺人」で主演の福山雅治と対峙する前科持ちの男・三隅を演じた役所は、脚本を読んだ時に「三隅という男のセリフじゃない部分の空気とか、そういうものを感じた」という。
撮影中、是枝監督の手で毎日のように台本が書き換えられたが、「しょっちゅう変わりますけど『あぁなるほど』と(納得できる)」「生きたセリフ、生きた設定をもらうことは俳優にとってありがたいこと」と、役所は満足そうな笑みを浮かべる。
また、是枝監督について「自分でオリジナルなものを作って、自分の好きなものを描ける、数少ない映画作家」と役所。
続けて「周りを巻き込んでいくという、監督としてのカリスマ性があるんだと思う」とも語った。
広瀬は2015年公開の是枝監督作「海街diary」にも出演。
「海街diary」の撮影では広瀬には台本が渡されなかったが、「(ほかの作品と比べても)一番やりやすかったです」「(すずという少女を演じるにあたって)できるだけ先の感情を知りたくなかった」と広瀬。
また、是枝監督を「特別」な存在だという広瀬は、「家にいるような気持ちもあるし、心の中を全部見透かされているような気持ちになる瞬間もある」「監督に見られているのがたまに怖くなる(笑)」と、是枝作品の撮影現場で感じる心持ちを明かす。
「三度目の殺人」で是枝作品に二度目の抜擢となった広瀬だが、是枝監督は広瀬の女優としての将来について「20代、彼女がどう伸びていくのか、計り知れない」と語った。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)