――ライブを積み重ねることで相当自信がついてきたのでは?
鈴木:アンダーって、もともとは選抜に入れなかったメンバーのユニットですから、やっぱり選抜メンバーの方がパフォーマンスを披露する機会は多くありました。そんな中、アンダーライブを定期的にやらせていただけるようになってからは、ライブの本数だけならアンダーの方が多くなっているのは確かです。それによってアンダーの力は確実に上がったと感じています。選抜メンバーの誰かが別のお仕事で歌番組に出られないときに、アンダーから代打メンバーを出すことがあります。アンダーの中でもセンターとか、その周りのフロントメンバーから選ばれることが多かったんですけど、今はそれ以外のメンバーに出番が回ってきてもちゃんと対応できるようになりました。本来の意味での選抜に対するアンダーとしての役割を果たしながら、個々の出番も増えていると感じています。
樋口:それは私も同感ですね。選抜、アンダーを問わず個人で活躍している子が本当に増えましたから。モデルやバラエティー、舞台のお仕事のほかにも「将棋」や「飛行機」みたいなメンバーそれぞれの得意ジャンルでのお仕事が増えて。こんなに人数が多いグループなのに、お互いのジャンルがかぶっていないんですよ。
――ご自身も3月からの舞台(「恋するヴァンパイア」)などお芝居の仕事が増えていますよね。
樋口:本当にありがたいことです。経験を重ねることによってメンバーそれぞれが自分の色を理解して、どういう面を伸ばしたらいいのかが具体的に見えてきたんだと思います。多分、みんなが共通して考えている「自分はグループにどう貢献できるのか?」という大きな課題が、それぞれのペースではあるけどはっきりしてきているのかなって。
――個々の充実がグループの活動にもつながってきていると?
樋口:そう思います。私のお芝居の経験もそうですけど、蘭世のコラム(「らんぜのNEWSがとまらんぜ」ニッカンスポーツ・コム)とか、絢音ちゃんの飛行機のお仕事もそうですし。
――そう言えば、鈴木さんは「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)の飛行機の回に出演されていましたね。
鈴木:はい。ありがとうございます(笑)。
寺田:すごいよね。あの番組に出たことあるメンバー、他にいないんじゃない?
鈴木:そうみたい(笑)。
寺田:そういうのがすごく大事だと思うなぁ。私は2期生として乃木坂46に入って、研究生から始まりアンダー、選抜と一通り経験させていただきました。どこにいても“層の厚さ”を感じるのと同時に、素晴らしい人たちが集まったグループだと感じ続けています。手前みそ過ぎて申し訳ないんですけど、ファンの方に向けたリップサービスでも何でもなく、本当にみんな人間として素晴らしいんですよ。「乃木坂って仲がよさそうだね」って言っていただくことが多いんですけど、にじみ出ちゃってるんだろうな~って(笑)。でもそこで単なる仲良しグループになってしまわないのは、お互いに違うことで輝く力を持っているから、ちゃんと高め合えているんじゃないかって思うんです。
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