
「曽根崎心中」の舞台となった神社で心中したらしき男女を発見
大阪の梅田エリアに到着すると興奮するルナ。谷崎潤一郎の小説「卍」(まんじ)の主人公ゆかりの地で、“卍”ポーズで記念撮影するほどだった。ルナの大阪訪問は、文学の聖地を巡る“推し活”という目的もあったのだ。
そんな中、近松門左衛門の「曽根崎心中」の舞台となった露天(つゆのてん)神社を訪れると、寄り添う男女の遺体を発見。通報したあと、2人が大阪府警に向かうと捜査一課の刑事・田村が出迎えた。田村、そして小湊の前で遺体の2人がW不倫関係であったことや死亡推定時刻を、文学好き由来の推理力で次々と言い当てていくルナ。その延長で、本好きな小湊がルナと一緒に不倫を題材にした渡辺淳一の小説「失楽園」の話で脱線すると、田村が「小湊さん、余計な話しないでください。小説は関係ないでしょ」と制する。
すると、ルナは「お言葉を返すようですが、文学は何百年も前から現実をもとに生み出されてきました。いわばありとあらゆる知識が詰まった教科書のようなものです。事件解決の糸口がつかめるかもしれませんよ」と語る。
田村は、そんなルナが高校の同級生男子だと知る。

涼子の言葉もきっかけに、ルナは文学知識を活かして推理
ルナの推理は、涼子のふとした言葉にも触発されてグッと進むことに。横溝正史の「犬神家の一族」やアガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」に見られるトリックも考慮して導き出したのは、亡くなった男性の妻・愛子(佐々木希)が、W不倫をしていた女性の夫・誠(朝井大智)と共犯で犯行に及んだということだった。
ただ、さらなる調べで、本当に不倫していたのは愛子たちであることが分かる。夫からDVを受けていた愛子は、ネットで知り合い、相談していた誠といつしか結婚したいと思うようになっていたのだ。
ルナの協力により、愛子が自供して事件は解決となった。文学好きがルナのキャラクターを際立たせるだけでなく、文学ネタが巧みに事件とも絡み合い謎解きが行われていくのが面白い。そして、涼子がルナに振り回されるだけでなく、バディとして大切な視点を持っているのもポイントだ。
ラストで寝ている涼子を見下ろすルナの表情は意味深だった。「彼女が私と旅をする本当の理由を知るのは、もう少し先の話だ」という涼子のモノローグと合わせれば、それが縦軸の謎となるようだ。タイトルの「月夜行路」がトレンド入りし、「テンポよくて面白い」「波瑠ちゃんと麻生さんのバディ眼福すぎる」「主演のお2人が美しくて見惚れてしまう」「文学がたくさん出てきて あらすじまで知れて楽しい」などの反響が寄せられた。
※柳俊太郎の「柳」は、「木」偏に「夘」が正式表記
◆文=ザテレビジョンドラマ部

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
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