――「トドメの接吻」では、撮影前に乗馬もレッスンされたんですよね?
劇中でどのくらい乗馬シーンが登場するか分からないですが、レッスンさせていただきました。私が演じる奈々子は、親が建設業をしている大金持ちで、昔から兄弟とスポーツ観戦したりしていた活発な子なんです。ちょっと男勝りで、実は乗馬が一番上手という設定もあったりして。
――山本さんご自身も乗馬の筋がいいそうですね。
そんなことはないと思いますよ! ただ、馬に対しての恐怖心は最初からなかったんです。落馬したときも全然「怖い」とは思わなくて、1分後にはまた乗っていました(笑)。
――お嬢様役ということで、他にも所作などのレッスンもあったのですか?
奈々子はすごいお嬢様なので、話し方だけでなく、歩き方や立ち振る舞いも練習しました。ただ、お嬢様のわりには結構サバサバしているタイプなんです。
――そこは山本さんと共通している?
実は撮影前に監督とお話しさせていただいて、その時の私のキャラクターをちょっと取り入れていただけた気がするんです。なので、立ち振る舞いには気を付けていますが、性格的な部分はそこまでお嬢様過ぎない方がいいのかな?とも思っています。ファッションもパンツスタイルが多くて、ちょっとみんなと違いますので。
山崎賢人、新木優子らとの共演
――共演者の方達を見ていて、すごいと感じることはありますか?
みなさん大先輩で、何でもすごいなと感じるんですけど、主演の山崎賢人さんは何度も殺される恐怖の表情とか、ホストとして野望を抱く表情だったり、いろんな表情をされるのですごいなと思います。走ったり転んだり、ハイな状態を続けていて大変だと思うんですけど、主演としてみんなを引っ張ってくださっています。新木優子さんはお姉さんという感じで、いろんなことを優しくエスコートするように教えてくださって。新木さんだけでなく、本当にみなさん優しくて、現場も和やかです。
――しかし、旺太郎は第1話から3回も死んでしまうなど、ストーリーはとにかくスリリングで、めまぐるしい展開でした。
1日に同じシーンを何度も撮ったりするので、訳が分からなくなったこともありました(笑)。みんなで、「これってタイムリープする前だっけ? 後だっけ?」って確認し合っていました。でも、それも含めて見ているとワクワクすると思います。旺太郎だけがタイムリープして未来を変えていくので、面白いですよね。ただ、タイムリープしている旺太郎とは違い、私たちは毎シーン初めての場面なので、常に“新鮮に新鮮に”と思いながらやっています。同じ場所で同じシーンを何度も撮るので、時間感覚がなくなって、もうこんなに経っていたんだ!とビックリしたこともありました(笑)。
――この先、奈々子にも何か起こるのでしょうか?
オリジナルストーリーなので分からないんですけど、何かあるかもしれないですね! 序盤からジェットコースター的なお話で、台本を読んでいてもどこに行き着くのか全然分からないですし。撮影をしていてもとても面白いので、このままスピードを緩めずに最後まで楽しんでいただけると思いますよ。展開も早いので、1話も見逃せないと思います!
やまもと・あい●'95年8月31日生まれ、三重県出身。B型。'14~'16年までAKB48チーム8メンバーとして活動。ドラマ「謎解きLIVE」シリーズ(NHK BSプレミアム、'16・'17年)などに出演。ドラマ「トドメの接吻」(毎週日夜10:30-11:25、日本テレビ系)に出演中