映画「時をかける少女」が13日に公開初日を迎え、同日、主演の仲里依紗、中尾明慶、石丸幹二、青木崇高、石橋杏奈と、谷口正晃監督が都内で舞台あいさつを行った。
本作は、筒井康隆氏の同名SF小説を現代風にアレンジした作品。時間をさかのぼることができる能力を持つ女子高校生・芳山あかり(仲)が、母・和子(安田成美)の青春時代の思いをかなえるため、現代から'74年にさかのぼる物語。
'06年に公開されたアニメ版でもヒロインの声を演じた仲は「アニメ版は本当に大好きなんですよ。だから、またこの作品にかかわることができてうれしいです。とても大きなブランドと呼べる作品なので不安もありましたが、中尾さんをはじめ皆さんに支えていただきました」と中尾に感謝した。
'74年にあかりと出会う大学生役の中尾は仲との関係について、「人見知りするタイプなんですけど、1シーンごとに近づけた感じがしました。僕が歌を歌うシーンでは練習を聴いてもらったりしたんですよ」と撮影中のエピソードを明かした。中尾の歌について聞かれた仲が「中尾さんは“自分は音痴だから”って言っていたんですけど、それほど下手でもなく、普通でした」と正直に話すと、中尾が「“上手でした”って言うところでしょ」と突っ込み会場の笑いを誘った。
また、主人公と同じ能力があったらどの時代に行くかとの質問に仲は「わたし、恐竜に似ているってたまに言われるんです。だから恐竜がいた時代に行ってみたいですね。実際にどんな色をしていたのかとかを確認して、本にします」とコメント。同じ質問に中尾は「僕の両親は学生時代から付き合っていたらしいので、そのころの2人の姿を見てみたいですね。でも、やっぱり見たくないな。戦国時代に行って織田信長や豊臣秀吉に会ってみるのもいいですね」と個性的な回答で会場を沸かせていた。
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