4月18日（日）からWOWOWで放送される連続ドラマW「パンドラII 飢餓列島」の制作発表会見が17日、都内で行われ、出演者の佐藤浩市、鈴木京香、勝村政信、山本耕史、水川あさみ、宅麻伸と、脚本を担当した井上由美子、河毛俊作監督が出席した。
同作は、東京ドラマアウォードでグランプリを受賞した「パンドラ」（'08年、WOWOW）の制作チームが再集結したシリーズ第2弾。日本に食料危機が迫る中、農学者・鈴木護（佐藤）は、通常の4倍のスピードで成長するトウモロコシ（GOD CORN）の開発に成功する。奇跡の穀物誕生により、鈴木は欲望と陰謀の世界に巻き込まれていく。
佐藤は役どころについて、「脆弱（ぜいじゃく）なプライドに支えられている部分が、（自分と）似ているというか共感すべきところですね。護は過去の経験で培ったものから生まれる正義感や理想を持ってこれまでまい進してきた。周りの声に関係なく生きてこられたのはプライドがあったからなのですが、企業や政府に揺さぶられると簡単に変わってしまう。そういう弱さは分かる気がします」と語った。
また、共演者の鈴木について佐藤は「京香さんは最も共演作の数が多い女優さん。毎回共演するたびに、女優としてのすごみ、たくましさを身に付けている方。今回は、新しい女刑事像を作ってました」と絶賛。それを受けて、鈴木は「浩市さんとご一緒させていただいているお芝居で、つまらない思いをしたことが1度もないんですよね。本番になると、（佐藤は）役に成りきるので、わたしの役を自然に引き出してくれる。これからも何度もご一緒したいです」と話し、互いに称賛し合った。
さらに、女性陣には、護のような研究者タイプの男性をどう思うか、との質問が。鈴木は「1つのことに没頭して周りが見えなくなるのはよくないですが、その人なりの情熱が垣間見えるとすてきだと感じます」とコメント。一方、水川は「浩市さんの演じる鈴木護は、子犬が雨にぬれて鳴いているような演技で、見ていると思わず助けたくなるし守ってあげたくなる。でも、それは浩市さんが演じているからそう思うのかな。わたしは、（研究者タイプより）いろんなことにバランスを取れる人がいいですね」と答えると、男性陣からは苦笑いが漏れた。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
4月18日（日）スタート 毎週日曜夜10:00-10:55 WOWOW（WOWOW2、3も）で放送
※初回は夜10:00-11:25で無料放送
