「自分が嫌いだった」梅宮アンナを変えたエクササイズとの出会い、目指すは冒険家!?

芸能一般

2010/03/26 13:11

タレントの梅宮アンナが、エクササイズDVD「梅宮アンナ SMART WALK−」「梅宮アンナ SMART JOG−」を発売。何事も長続きしなかったという彼女をマラソンが走れるまでに引き上げた同作の威力を聞いた。

本作は、プロトライアスロンコーチの青山剛氏がプログラムを監修。ジョギングやウオーキングなどの運動前に、それぞれに合ったストレッチや体の“スイッチ”を刺激するエクササイズを紹介し、ジョギングやウオーキングをする際の動作のポイントなども解説している。

――エクササイズを始めて、体の変化は感じますか？

「もちろん！　体形の面もですが、以前、自己流で走っていた時に痛めたひざも痛くならなくなりました。青山コーチにはストレッチや体のスイッチを入れることの大切さを教えていただいて感謝しています」

――“スイッチ”を入れるとはどういうことなのでしょうか？

「運動する前に、その運動で意識すべき筋肉を軽い筋肉痛の状態にするんです。そうすることで運動はより効果的になります。実は、わたしはエクササイズとかストレッチなんて地味で嫌いだったんですよ。最初に青山コーチが『準備運動しましょう』と言った時も、『えー！　走りたいのに！』と思ってました（笑）。でも、やらないと結局、体に負担がかかって、オーバーワークになってしまうんです。それに、年齢と共に関節が硬くなれば、その分動きが少なくなり、自然とそこにお肉が付いていっちゃう。背中の肩甲骨なんかは柔らかいだけで代謝アップが期待できるなどと説明を受けていくうちに、無駄なことは何もしていない、意味のあることをしているんだと実感できました。今ではストレッチが気持ちよくてたまらないですよ！」

――3カ月のトレーニングの後、ホノルルマラソンを完走されましたね。

「完走に6時間近くかかったし、途中歩いたりもしましたけどね。でも、『全部走らなきゃいけない』なんてことはないんですよ。やらないよりやった方がマシでしょ？　わたし自身、まさかマラソンを完走できるとは思わなくて、ゴールに着いた瞬間の感動は今でも忘れられません。もっともっといろいろな運動をしたいという気持ちになるなんて信じられなかったです」

――そもそも、マラソンを走ろうと思ったのはなぜだったんですか？

「37歳にもなるのに、“梅宮アンナ”として人に勧められることやコツコツ努力をしたことがない自分が嫌になったんです。これから40代を迎えるに当たり、きちんとした内面を持った女性でありたいし、今までの考え方も変えたかったんですよね。それで、それまで大嫌いだったマラソンに挑戦するしかないと思ったんです。今はウオーキングやランニングを基本として、自分がどこまでできるのかもっとチャレンジしたい気持ち。運動でこんなに心が変わるなんて思いもしませんでした！」

――ほかにやってみたいスポーツは？

「山登りにロッククライミング、それとサハラ砂漠レース！　10月にサハラ砂漠で開催されるレースで、1週間で250キロ、自分の荷物を背負って走ったり歩いたりするんです。誰にも頼れないし、ある意味修行ですが、自分との戦いに勝って日本に帰ってきたら体験談を言って回りたい！　そんな自信にあふれた自分に出会ってみたですね。まだまだ運動は始めたばかりなので、今のライフスタイルが3年続いたら“冒険家”と名乗っちゃおうかな（笑）」

――最後に、読者にメッセージをお願いします。

「年を取るにつれて運動はどんどんできなくなっていくもの。うちの母は60代ですけど『運動なんて絶対嫌！』と言ってやらないですからね。若いうちから運動するクセをぜひつけていただければと思います。このDVDは初心者向けの内容になっていますので、わたしのような運動嫌いの方にこそお薦め。運動で自分が変化していくことはとても楽しいことなので、少しずつでいいからぜひやってみていただきたいです。わたしも、運動することで仕事の幅が広がったし、見てくださっている皆さんに伝えられることも増えていくと思う。いろいろなことに興味を持って、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思っています」