――ドラマや舞台など、さまざまな作品に主演していらっしゃいます。演技をする上で、滝沢さんならではのこだわりはありますか?
あくまでも、監督さんが軸になって現場が動くことを意識します。事前にガチガチに固めていくのではなく、監督さんに求められたものを現場で出すようにしています。
芝居は台本だけではなく、(共演する)役者さんと一緒に作り出すものだと思っていますね。
――ドラマの期間中、役に入り込むタイプですか?
「ドラマはドラマ、自分は自分」として考えるので、すごく入り込むタイプではないです。ただ、毎日向き合うものなので、多少は入ってしまいがちですね。
今までは自分の経験を踏まえて想像してお芝居に変えてきましたが、今回みたいな作品に関しては自分の想像をはるかに超えるものだと思います。非常に難しい役ですね。
――遠藤憲一さんとは15年ぶりの共演ですね。
遠藤さんと久々に会えるのは、すごくうれしいです。遠藤さんはお芝居が始まると、圧だったり怖さを出される方なんですが、芝居以外ではすごく優しくて、おしゃべりもたくさんしてくださいます。
15年前に共演させていただいたときは、僕がすごく人見知りなんで、それに感づいたのかほぐしてくださいました。今回は、遠藤さんとはお芝居がぶつかり合うところがあったりしますが、15年ぶりに遠藤さんの胸を借りたいと思っています。
――本作が2018年最初のドラマ出演ですが、この1年はどのような年にしたいですか?
毎年、新しい役や新しい作品との出会いがあるので、これからも大事にしていきたいです。年齢を重ねて、そのときにしかできない役がいっぱいあると思うので、その都度挑戦していけたらいいですね。
――最後に、ドラマのアピールをお願いします。
自分自身と今まで応援してくださった方、それぞれ共に成長してきて、僕もようやく大人な内容のドラマ作品と出合うようになりました。放送の時間帯的に、1日の全てが終わって「ふぅ」とソファに座り、テレビを見られる時間だと思うんです。
祐介と一緒に考えさせられるドラマになると思うので、ぜひ僕と一緒に苦悩しましょう(笑)。監督から結末はまだ聞いていませんが、最後は1人の男が強くなった瞬間が見られると信じているので、その瞬間のために見ていただきたいなと思います。
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