木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~」の気になる秘密を監修・古谷謙一氏が徹底解説!
木村さんの警護でも輪ゴムでマイクを固定していました
――ずっと気になっているのですが、身辺警護課のメンバーたちが中指にしている輪ゴムにはどんな意味があるのでしょうか?
無線機のマイク固定するために使用しています。警察ではやらないかもしれませんね。コードのなっていますので輪ゴムが付いていないと手首からぶら下がる状況になり、また常に握り込んでいるのも大変なので、輪ゴムで固定しています。
木村さんからも、「マイクどうしてるの?」と聞かれて、「いつも輪ゴムでつけてますよ」って話をしました。木村さんの警護についているときも、ずっと輪ゴムで固定していました。途中でゴムが切れたりすると、お弁当の輪ゴムで代用したりもしますよ(笑)。
――ボディーガードやSPがコートを着ていなかったり、ジャケットを閉めない理由とは?
通常警護員は腰回りには警棒、フラッシュライト、無線機などを装備しています。今回はそういったシーンがないですが、警棒やライトをすぐ取り出せるようにという意味があります。また、閉めていると腰回りの装具が出っ張り、見栄えも良くないので、開けています
コートを着ないのは警護対象者次第ですね。警護対象者がコート来て出ていったりするような場所であれば着ることは可能かと思います。ただ、脱いだり着たりする環境が多いと、脱ぎ着が面倒で着ない場合もあるかもしれません。でも、長時間になると大変で、私も12月末に2時間くらいスーツで屋外にいたことがありますが、あまりに寒すぎて何かあったときに自分は動けるのだろうかと心配になりました(笑)。