「里奈に『うわ、この人あざとさ持ってるな』って思いました(笑)」
―お2人にとって”浮気の線引き”はどの辺りですか?
飯島 線引きかぁ…なんでしょうね。そのお互いの関係にもよりますよね。たとえば自分の奥さんと友達がご飯行くとしたら、僕は許すかな。もし新規の男だったら「ちょっと待て」って止めはしますけど…。どこからが浮気って難しいけど、そういうことじゃないですか? まぁ、それ(食事)以上?
岡田 僕は…嫌ですね、2人でどこかに行かれるのは。
―じゃあご飯に行くのもアウト?
岡田 …嫌ですね。ただ、一緒に行く相手がすごく信頼している人だったらいいのかなって感じはしますけど。
飯島 報告はしてほしいよね。
岡田 報告してなかったら確実にアウトって感じはするよね。
飯島 「男の友だちとご飯に行ってくる」って言われたら、ああ、行っといでって。
岡田 「男の人と行ってくる」って言われただけでもOKなの?
飯島 うん…ちゃんとはっきり言ってくれるなら。
岡田 どういう人かも説明してほしいよね?
飯島 たとえば「大学の友達とご飯行ってくる」とか。そういう"なんとかの”っていう修飾語だよね、修飾語をつけてほしい。
岡田 だいぶハードル低くない? “大学の友達”でもうOKなんだ。
飯島 うん…だって縛りすぎてもね。
岡田 心が広いんだね!
飯島 それに、のちのち彼女の顔を見ればわかる。
岡田 おっ!やっぱり嗅覚がするどいんだ。
飯島 そうそうそう。可愛い子といい匂いの子が大好きな設定だからね(笑)。
岡田 (笑)
―塚本さんに杏寿、里奈、麗華(壇蜜)のうち誰がタイプか聞いたら即答で「里奈でしょ。男はみんな里奈に行っちゃうよ」って力強く答えられてたんですが、お二人はどうですか?
飯島 いや、僕もそう思いましたよ。僕の役の小泉は冒頭で里奈さんが職場に来て一目ぼれしたんですけど、「うわ、この人あざとさ持ってるな」って思いましたよ。あ、なるほど、これは男そうなるわって思いました。計算だとわかっていても、そうなりますね。
岡田 僕は絶対大丈夫ですよ。里奈のような女性には。
飯島 じゃあどなたが。
岡田 えッ、杏寿、杏寿かな。ふつうというか、家庭的なところが。しょうがないところもあるし、話せばわかる感じもあるし。そういうところ。
―どんなところにクラッときちゃいます?
飯島 里奈は、目を見てニコッとするところとか、さりげない仕草ですね。大胆なところじゃなくて。けっこう里奈って、さりげなさのかたまりだと見てて思うんです。細かいことを計画的にやっている(笑)。
岡田 確かに。計算だとわかっていても…ってところはあるかもしれないですけど、あれだけ継続して罠を張られると「あれ?」ってところはあるかもしれないですよね。
――里奈の夫役の中村(倫也)さんは「浮気はみんな男に責任がある」っておっしゃっていましたが、どう思います?
飯島 僕もそう思います。夫婦がいたとして、男が浮気しちゃったら男が悪いし、でも、嫁さんが違うところに行ってしまったなら、それはまた男に責任があるかなって。愛情が足りなかったとか、自分より向こうのほうに魅力があったってことだから。だから男の方に責任があるんじゃないかなって僕は思いますね。
岡田 カッコいいですね!そこまで言い切れたら。僕は…自分に原因があるっていう風に思えないと、なかなかそこまで言い切るのはすごいなと思いますね。