5月29日(土)から公開される映画「座頭市 THE LAST」が完成し、25日、出演者の香取慎吾(SMAP)と阪本順治監督が都内で報告会見を行った。
本作は、勝新太郎さんや北野武らによって演じられてきた“座頭市”シリーズを香取主演で映画化したもの。最愛の妻タネ(石原さとみ)との約束で、一度は置いた刀を手に、主人公・市(香取)が悪に立ち向かう物語だ。
勝さんの墓前に映画の完成報告をしてきたという香取は「1人でも多くの人に見てもらえるように頑張りますと報告させていただきました。座頭市にはいくつものシリーズがあり比較されてきましたが、今回は香取慎吾が演じる市を貫きました。実際、勝さんのお墓の前に来ると思いが強くなり“座頭市を撮ったんだな”と実感しました」と感慨深げに語った。
また、勝さんと親交のあった阪本監督は「オファーが来た時はすぐに勝さんの顔が浮かび、『最後の座頭市は、ほかの監督に渡したくない』と心の中で思いました」と心境を。さらに、「過去の作品の中では勝さんの喜怒哀楽が描かれていいますが、今作では香取くんの日常の喜怒哀楽が表現されています。唯一無二の座頭市だと思う」と作品の出来に自信を見せた。
5月29日(土)より全国東宝系にて公開