――演じた紘美の印象は?
紘美はクラス委員長で、特にドラマの最初の方では正義感が強くて、まとめたがりなところがあります。そうした部分は自分とは真逆だなと思いました。
――真逆ですか?
私自身はクラス委員といったものはやったことがないですし、元々あまり人の前に出るのが得意ではなかったんです。引っ張っていくよりも、付いていくタイプだったので。
――確かに紘美は正義感が強すぎて、「そんなにいろいろ周りに言ったりすると、嫌われて吊られる(投票される)のでは?」と心配になりなすね。
そうなんですよね。途中からだんだん変化はしていきますが。
――緊張から過呼吸の発作を起こす場面もありますね。
私は過呼吸になった経験がないので、技術的に難しいと感じました。なので、事前に動画を見たりして研究してから演技に臨みました。
――他に難しかったことはありますか?
紘美は登場人物の中で、一番変化していく女の子だと思うんです。その変化するポイントポイントをちゃんと意識して作って、徐々に変化を見せていくという演技が難しかったです。
――監督からは、どんなことをリクエストされましたか?
生きる強さを出すことでしょうか。監督は「シンプルに生きていく女性は『美しい』と言われたらうれしい」と言っていたので、強く美しい女性になれたらと思いながら演じていました。
――投票を行う空間に立ってみた実感は?
テレビがあって、椅子が円形に置かれている…。これまで映画で見てきたものと同じ感じがして、「見ていたやつだ!」と少し緊張しました。
――精神的にきつかったということは?
基本、周りには他に建物も何もない場所での撮影でしたが、途中みんなで遊んだり、家に帰れるときもあったので、ギリギリ大丈夫でした(笑)。
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