共有空間を共にするコーポラティブハウスを舞台に、4つの秘密を抱えた家族の姿を描くドラマ「隣の家族は青く見える」(フジ系)。物語も中盤に差し掛かり、それぞれの家族の秘密も少しずつ明らかになっている。SNS上で“わたさく”として話題となっている、北村匠海演じる青木朔&眞島秀和演じる広瀬渉の同性同士カップルは、第4話で、コーポラティブハウスに暮らす人たちに関係が知られ、第5話では朔が、渉を想う長谷部留美(橋本マナミ)に「あなたは(渉に)ふさわしくない」と言われてしまい、思い悩む展開に。朔が渉のところに来た理由や、この先の2人の関係が気になる!ということで、“わたさく”の2人を直撃! クランクインから今までのこと、お互いのことなどたくさんお話ししてもらいました!
――眞島さんと北村さんは映画「恋と嘘」(2016年公開)で共演されてます。眞島さんは今回のドラマで同性同士のカップルを演じること、その相手が北村さんということに対して、どんな印象を持たれましたか?
眞島:「恋と嘘」で共演と言っても、一緒のシーンはほぼなかったんですよね。
北村:1シーンくらいでしたよね。
眞島:そうそう。なので、もちろんあのときの匠海くんだっていう認識はありましたけど、どちらかと言うと「はじめまして」に近い状態で。しかも、僕は今年42歳で、匠海くんは20歳。結構年齢差があるので、それを先輩と後輩って感じではなく、ちゃんと役柄として関係性が築けたらいいなとは思っていました。同性同士のカップルというのも、渉が一目惚れした相手が、匠海くん演じる朔だったっていうことだと思うので、実はそんなにハードルを感じたりはしてなかったんです。
――北村さんは眞島さんを相手に演じられて、どうですか?
北村:すごく頼りがいがあります。このドラマに出ることが決まったとき、(「恋と嘘」で共演した)森川葵ちゃんと佐藤寛太くんから、「ついに政府に寝返ったか」っていう連絡をもらいました(笑)。
眞島:分かる人には分かる話だね(笑)。
北村:そこからスタートしたので、最初からすごく親近感を感じてましたし、現場でも気さくに話しかけてくださって。割とすぐに朔と渉として距離を縮められたんじゃないかと思います。
――初回からキスシーンがありましたね。
眞島:それは最初の方の撮影だったよね? 結構、撮影の序盤で壁ドンされて、キスされて(笑)。
北村:(撮影に入って)2日目とかでしたよね。初日にバーで出会うシーンを撮って、その翌日にキスシーンがあって。
眞島:何か狙いがあったのか、たまたまそういうスケジュールだったのか分からないんですけど、出会いのシーンがあって、キスシーンがあってっていう順番で撮影できたのは良かったなと思います。
北村:お互い一目惚れのような出会い方なので、最初にあのシーンを撮影したからこそ、よりリアルに2人の微妙な距離感っていうのが出たと思います。
――初日の撮影を終えた直後の北村さんは、眞島さんに「かわいいね」って言われたとおっしゃってました。
眞島:あはははは!
北村:撮影1日目で衝撃的な一言だったんです(笑)。
眞島:だって、そう思ったんだもん(笑)。
北村:でも、その言葉に助けられました。僕自身、最初は手探りで、“これでいいのかな? これでいいのかな?”と思いながらやっていたので。眞島さんにそう言われて、正解だったんだなと思えたというか。
眞島:普通に「うわ〜、かわいいな」って思ったんだよ(笑)。
――具体的にどういうところがかわいいと思ったんですか?
眞島:いや、どこがっていうより、動物っぽい感じって言うのかな。そういう感じでかわいいと思った部分もあるし、実際の若い男の子としてのかわいさもあるし……。何か、絶妙なあんばいだったんですよ(笑)。だから、逆に僕もすごく助かりました。ちゃんと「かわいい」って思えたし、“そういう感じ”にしてもらえたっていう感覚があります。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)