――渉のコーポラティブハウスに朔が転がり込んでくるのが、出会いから1年後です。ドラマではその1年間は描かれていませんが、演じるに当たってはその1年を意識されてますか?
眞島:渉の方は、コーポラティブハウスの住人たちといるときの態度と、朔と一緒にいるときの態度とで違いが出せるので、それが自然と時間の経過を感じさせるようになってるかもしれないですね。
北村:朔は結構自分の道を歩み続けていて。今は隣にわたるんがいるって感じですけど、コーポラティブハウスに転がり込んできても朔自身はブレてないんですよね。わたるんはブレブレですけど(笑)。
眞島:朔が来たせいでそうなってるんだけど(笑)。
北村:そうですよね(笑)。わたるんは朔のせいで振り回されてるけど、振り回してる本人はまったくブレてないっていう。
――朔に振り回される渉を、眞島さんはどう思いますか?
眞島:渉は朔のことが大好きなので。むちゃくちゃなことを言われても、自分の中にはない大胆さを持つ朔に対して、渉のベースにあるのは、絶対に朔のことが好きだっていうこと。嫌いになったりしないので、そこで振り回されているというか。「コイツ、イヤだな」っていう振り回され方じゃないから、そこはすごく優しい空間だなと思いながらやってます。今のところは、ですけど。これからちょっとシビアなシーンも出てくるので。
――「絶対に朔のことが好き」というのは、朔のどういうところに惹かれているからだと思いますか?
眞島:それは難しいですね。とにかく“一目惚れ”だと思ってるんですよ。
北村:多分、描かれてない1年間で好きな度合いが増していったんでしょうねぇ。
眞島:しっくりきたんでしょうね。って、恥ずかしいわ!(笑) でも、渉にとって朔は自分にないものをたくさん持ってるから。なので、だいぶ年下ではあるけれども、人として尊敬できる部分もあるっていうところはあると思います。
――一方、朔から見た渉の魅力はどういうところだと思いますか?
北村:どうだろう…。朔が渉の家に転がり込んだ理由っていうのが、まだ台本にも描かれていなくて。今後描かれていくと思うので、僕も今、一概にどうのとは言えないんですよね。ただ、(渉のことを)好きなのは確かだと思います。
眞島:やっぱり、うちに来る前の1年が良かったんじゃない? だって、「この1年、すごくうまくいってた」って言ってたじゃない。
北村:言ってましたね(笑)。
眞島:そう言い切れるってすごいことだと思うよ。
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