ミコトは中堂の恋人の死体に残された口内炎状の“赤い金魚”の正体が、ヘルパンギーナウイルスだと知る。院内感染やバイオテロを疑うが、真犯人はごく普通の母親たちだった。子供を感染症で亡くした母親たちが、特効薬のないこのウイルスを不用意にまき散らす女たちに復讐した。子を思う母たちの強い気持ちに打たれたミコトは、自身の無理心中事件を調べ直すと、母がミコトを助けた事実を知る。そして、ミコトは「法医学は未来のためのもの」との思いを強くし、仕事に邁進していくのだった。
“UDIラボ”に練炭自殺をした若い男の遺体が運び込まれてくる。それはミコトの元彼・聡史(福士誠治)だった。中堂が、自分が解剖すると申し出るが、聡史の両親は拒否。ミコトにメスを握れ、息子の自殺の責任を取れと言う。解剖の結果、練炭自殺したことは確かだが、同時にヘルパンギーナウイルスの保持者であることも判明。聡史は“赤い金魚”連続殺人事件の犯人だった。六郎は悩みつつも、この事件を週刊誌にリーク。ミコトは「法医学は未来のためのものでは、決してなかった」と絶望し、職を辞する。
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