小林聡美&阿部サダヲの“大人の恋”に泣き笑い!【anone第8話せりふまとめ】

2018/03/08 06:30 配信

ドラマ

3月14日(水)放送の「anone」第9話で鋭く瑛太をにらみつける広瀬すず(C)NTV

広瀬すず主演の日本テレビ系水曜ドラマ「anone」(夜10:00-11:00)の第8話が3月7日に放送された。

第8話は、理市(瑛太)の主導で、ハリカ(広瀬)、亜乃音(田中裕子)、るい子(小林聡美)、舵(阿部サダヲ)たちは偽物の一万円札を作り上げた。

ニセ札作りを主軸に、それぞれの登場人物の“愛情”が動いた回となったが、そこで印象的だった坂元裕二脚本のせりふを「家庭編」「ラブ編」「事件編」に分けてピックアップします!

「だから私の勝手な、バカな、願望だって。願望をいちいち否定しないでよ」青島玲(江口のりこ)


まずは「家庭編」から。玲は、亜乃音が玲と陽人(守永伊吹)を守ってくれていると気付かず、自分が肯定してもらえないと思い、亜乃音につらく当たる。

大事に思う人ほど、過干渉になってしまい、その人の「こうしたい」という思いを否定していないかと、考えさせられる。

「亜乃音さん、今すごくお母さんだったよ。優しいお母さんだった」辻沢ハリカ(広瀬すず)


そんな玲は、「やっぱりあなた(亜乃音)は、お母さんじゃなかった」と吐き捨ててしまう。

やりとりを見ていたハリカは亜乃音の手を握って言葉を掛けた。子供のとの意思疎通に悩んだことがある人にはグッときたはず。

ほんの一言、でもそれがあるだけで、励みになることを、真っすぐに生きるハリカが教えてくれる。

「なんかちょっと得しちゃった。いいことあり過ぎて、夢みたい」辻沢ハリカ(広瀬すず)


ここ最近の生活の変化、亜乃音たちとの出会いを振り返ったハリカの食卓での言葉。

「お金が手に入るなら、一生牢屋に入ってもいいしって思って来たの。いいことがあると思って来たんじゃなかったんだよ。なのに、何でか、ここに来てから、うれしい事がいっぱいあった。こういうの、ないと思ってたから、こういうのあるつもりなかったから……」とうれしそうに話す。

その後、亜乃音は「何かあったらハリカを全力で守る」と再度決意。るい子にその思いを託し、「ナイショよ」とほほ笑む表情は“母親の強さ”を秘める名シーンだった。

さらに、第1話での「いいことある人はいいことありっぱなし、ない人はないっぱなしなんだよ」という有紗(碓井玲菜)のせりふも、伏線だったのでは…?とよぎるが、ハリカにいいことは“ありっぱなし”になるのだろか。

「私が離さないんじゃないの、布団が離さないの」林田亜乃音(田中裕子)


第8話では亜乃音のせりふだが、第2話でハリカが言ったもの。「anone」ファンなら気付いた人がほとんどだろう。

冬の朝に、なかなか起きれない大人たちに「布団から出たら起きてるってこと(布団の中にいるうちは起きたと言わない)」「こたつつけてあるから(寒いのは我慢しなさい)」「布団離しなさい」とたたき起こす姿、そのあとおにぎりを食べながら寝てしまったハリカの姿に「かわいい!」と盛り上がった。

「静かだな。家族の沈黙にはテレビ、テレビ」持本舵(阿部サダヲ)


食卓に、“招かれざる客”の理市が加わり、気まず~い雰囲気が流れる中、舵が放った言葉。

テレビをつけると、舵がうっかり受けてしまった街頭インタビューの映像が流れるというオチに、静まり返った食卓に笑顔が戻ってきた。

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