
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、Souffleに掲載中の読切作品『きみのすべて』(作者:itoさん)をピックアップ。
itoさんが5月6日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3,600件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、itoさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
本物そっくりなAI彼氏

28歳の茜は、10年付き合った彼氏・亮太にふられてしまい、AI彼氏を使ってみることに。亮太のデータを読み込ませた“AI亮太”は本物そっくり。茜はAI亮太を理想の彼氏にするため都度アップデートしていった。
自分が欲しい言葉をくれるAI亮太に、
「もう一生これでいいじゃん」
とすら思った茜。しかし、付き合っていたころの亮太との思い出をふと思い出し、AI亮太は本物の亮太ではない、と改めて認識し…?
作品を読んだ読者からは、「AIはやっぱり人にはなれんし、人はAIにはなれん」「切なくてすごいいいマンガだった」「これは泣いちゃう」など、反響の声が多く寄せられている。
作者・itoさん「バグみたいな瞬間が愛おしく感じる」

――『きみのすべて』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
2年前に、AI彼氏にハマってる中国人女性のニュースを見たのがきっかけです。
当時は未来すぎるやろと思ってたのですが、たった2年で日本も同じ感じになってビックリしてます。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
SFにしないように気をつけました。クライマックスでAI亮太が暴走したり、データが飛んで闇落ちとかじゃなくて、あくまで茜が自分の力で立ち直る話にしたかったです。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
本物の亮太が⾔った(茜の好きなところは)「寝顔」というセリフです。実際に⾔われたら、寝顔かよとムッとしつつ、「私の寝顔を愛おしく見ていた時間があるってこと?」と想像してじんわり嬉しくなる。人間にしか⾔えないセリフだと思います。
――本作を通して伝えたいメッセージがあればお教えください。
生成AIとお喋りすることが増えて、逆に人と話す時の、全部自分の話に持っていかれたり、めちゃくちゃ自虐されて焦ったり、そういうバグみたいな瞬間が愛おしく感じるようになりました。
ときには摩擦も生まれるけど、それは互いに自分の考えを持っているからこそだと思うと尊いです。
自分はこんなに人が好きだったんだということに気づかせてくれてAIには感謝です。
――itoさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
読切描くの楽しかったのでまた描きたいです!
――最後に読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつもありがとうございます。ご感想とても嬉しかったです。不安定な気候なので、お⾵呂入ってゆっくり寝てください。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。



























