
松たか子が、6月10日に49歳の誕生日を迎えた。父は歌舞伎俳優の二代目松本白鸚、兄は十代目松本幸四郎、姉の松本紀保も俳優と、芸能一家であることは知られるところ。舞台、ドラマ、映画、CM、歌手とマルチに活躍する彼女のキャリアを振り返る。(以下、出演作のネタバレを含みます)
16歳のときに歌舞伎座で初舞台を踏む
1993年10月、16歳だった松は歌舞伎座の演目「人情噺文七元結」で初舞台を踏んだ。故・十八代目中村勘三郎(当時は五代目中村勘九郎)、五代目坂東玉三郎、八代目中村芝翫(当時は三代目中村橋之助)ら、そうそうたる名優たちとの共演で、鮮烈なデビューを果たした。
テレビドラマ初出演となったのは、その翌年に放送された大河ドラマ「花の乱」(1994年、NHK総合)。三田佳子演じる主人公で、室町幕府の第8代将軍・足利義政の妻である日野富子の少女期を担当した。
以降、父・白鸚が日本の初演から主役を務めるミュージカル「ラ・マンチャの男」などの舞台をはじめ、ドラマや映画など映像作品でも躍進する。
「ロンバケ」「ラブジェネ」「HERO」と月9ドラマで活躍
キャリアが30年を超え、しかもずっと第一線で活躍しているとあれば、代表作も枚挙にいとまがない。その中から、初期の躍進を支えたものとして挙げるとすれば、フジテレビ系の“月9”ドラマ出演だろう。
1996年に放送された“ロンバケ”こと「ロングバケーション」で、松は木村拓哉演じるピアニストの瀬名が片思いしている大学の後輩・涼子役を務めた。音楽を専攻する清楚な大学生の雰囲気がぴったりで、やがてヒロイン・南(山口智子)のプレイボーイな弟・真二(竹野内豊)に引かれていくという役どころ。
松は2024年の当メディアの取材で、同ドラマを“分岐点”としてあげた。当時、舞台をやりたいと望んでいた中での出演。「あのときあのドラマに出ていなかったら、また違うお芝居の勉強の日々があったと思うし、あれがあったおかげで自分自身が広がったというか、ほぐれた部分もあるし、分かれ道だったなと思いますね」と語っていた。
その後、月9では1997年4月クールの「ひとつ屋根の下2」出演に続いて、同年10月クールに「ラブジェネレーション」で木村とW主演を果たし、2001年の木村主演「HERO」ではヒロインを務めた。いずれも社会現象になるほどの大ヒットとなった作品だ。

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