――中川家さんから見て「このメンバーのココがすごい!」と思うところありますか?
礼二:松田はね、普通な感じが面白いんですよ。芸人って自分の顔を出しちゃダメなんですが、松田は快く死んでくれる。 馬場園は、友近にも共通しているんですけど、人のことを斜めに見るところが魅力ですね。
剛:あと芝居がリアル!
礼二:でね、とろサーモン・村田(秀亮)はこっちがアドリブで言ったことに対するリアクションが面白い! 驚いた顔とか、それで笑ってしまいそうなる。
久保田(かずのぶ)に関してはいいところがないです!
剛:久保田はラップが得意で、それ入れたコントをやろうと「みんなのことディスってくれ」言うたら、意外と真面目でようディスらん(笑)。
礼二:相手に好きじゃない部分があったらディスれるらしいんですけど、このメンバーにはないらしいです(笑)。打ち合わせで久保田から「普通に好きです」言われて、なんか変な雰囲気になって…(笑)。
井上はすごいストイックで妥協を許さない。打ち合わせで次々にアイデアを出してくるのは井上ですね。わがままな設定を言ったりするんで、それを何とかしようと打ち合わせが長引くと、久保田一人だけ帰りたそうにしてる。
剛:うん。いつもそんな感じやな。
――そんなとろサーモンさんですが「M-1グランプリ2017」(テレビ朝日系)で優勝しましたね。
礼二:あまりにも忙し過ぎて、最近はとろサーモンだけ打ち合わせ参加できていないんですよ。最初は「迷惑やな」って思ったんですけど、意外とおらんでも作れるなと(笑)。
もし新メンバーを入れることによって誰かを抜くことになったら、第一候補は久保田です(笑)。
――そうですか(笑)。M-1初代王者として言っておきたいことはありますか?
礼二:メッセージとしては、何でも「はい! はい!」と言うことを聞いた方がええということ。やっぱり長いものに巻かれまくれってことですよね(笑)。
時期的に、変に突っ張ってしまうんです。僕らはそれで失敗しましたからね(笑)。頭(こうべ)を垂れて、皆さんのおがげやって感じでやっていただきたいと思いますね。
――では、最後に楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
礼二:コントの設定は地味なものばかりですけど、笑ってくれたらありがたいかな。あまり張り切らず何げなく(コントを)やっているところを見ていただきたい。
剛:笑わそうとしていない“普段の人”を演じているだけなんでね。
礼二:笑うポイントは皆さんの自由です!
剛:責任は一切受け付けません。付いてきてください!「ここで笑ってください」みたいな丁寧なところは一切ない(笑)。
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