斉藤由貴の「悲しみよこんにちは」、H2O「僕等のダイアリー」・・・1980年代の名曲が呼び覚ます青春の記憶
マキタスポーツと音楽評論家・スージー鈴木がMCを務め、1980年代のミュージックシーンを語る「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週金曜夜2:00-2:30、BS12 トゥエルビ)。3月9日深夜は、春をテーマに第12回「マキタの春」と題して放送された。
この前回3月2日(16日)深夜に放送された「春の特別フェア~スージーの春~」では、1980年代の春の化粧品CMキャンペーンソングを中心に、当時の流行や大手化粧品メーカーのタイアップ合戦などの舞台裏などが語られたが、「マキタの春」では一変してマキタスポーツ自身の青春時代の淡い思い出とリンクしたヒットソングが紹介された。
A面の1曲目を飾ったのは、当時アイドルとして人気だった斉藤由貴の「悲しみよこんにちは」。アニメ「めぞん一刻」の挿入歌としてヒットしたこの曲が流れるや、当時の思い出がよみがえり、マキタスポーツの涙腺が早くも崩壊寸前に。
この曲を聴いた当時のマキタスポーツは、上京したばかりの大学生で、あることがきっかけで、キャンパスライフを楽しむどころか引きこもりになってしまったという。かなりの重傷で誰とも会うのを拒み、社会と遮断したような生活を送っていた中で、この曲に出会った。
なぜこの曲に支えられたのか不思議に思うスージー鈴木と、マキタのエピソードに驚く今回のカセットガール、元アイドリング!!!・河村唯をよそ目に、マキタは「この曲に助けられるとは思ってもなかった」と振り返り、あるフレーズが胸に刺さり社会復帰を後押ししてくれたと懐かしんだ。
A面2曲目は、「時には娼婦のように」黒沢年男。スージー鈴木に「今回のテーマは何でしたっけ?」とツッコまれるも、「“春歌”ですから」と切り返しこの曲を聴いた時の思い出を語った。
当時小学5年生だったマキタは、テレビで観たときに歌詞の意味が全く理解できず、ただいけないことを歌っている気がするというモヤモヤした気持ちに駆られたという。どうしても“娼婦”という意味が知りたくて、思わず母親に質問して変な空気になったことや、なぜかメロディを気に入ってリコーダーを吹きながら下校していたことを打ち明け、大いに盛り上がった。
A面最後の曲に選んだのは、「純のテーマ」さだまさし。こちらは国民的ドラマとして大ヒットした「北の国から」の吉岡秀隆演じる黒板純のテーマ曲。1981年に連続ドラマで放送され、2002年のスペシャルドラマで完結したシリーズのなかでも、特に「北の国から’87初恋」に思い入れがあると語り始め、すでに「春のテーマ」どこへやら。
純の初恋の相手役で登場した横山めぐみの透明感に心を奪われた当時の心境を打ち明け、曲の考察を置き去りにしてストーリーまで細かく語り出したマキタの暴走に、スージーと河村もお手上げだった。
毎週金曜夜2:00-2:30
BS12 トゥエルビにて放送
【HP】https://www.twellv.co.jp/event/cassettetapemusic/
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