
日本ミステリー界の頂点に君臨する名探偵こそが、金田一耕助だ。
金田一耕助とは、横溝正史氏原作の推理小説「本陣殺人事件」で登場したことをきっかけに、以後「獄門島」「八つ墓村」「犬神家の一族」などの長編をはじめ、多くの中短編でも活躍してきた作中の名探偵である。そんな横溝氏没後45年の特集として、古谷一行が主演を務める「金田一耕助シリーズ」が、7月13日(月)朝9時よりCSホームドラマチャンネルにて放送される。
石坂浩二、稲垣吾郎、吉岡秀隆…錚々たる名優の中で“絶対的象徴”となった男
「金田一耕助」と言えば、映画版では片岡千恵蔵から始まり、石坂浩二、渥美清、西田敏行、豊川悦司、鹿賀丈史。ドラマ版では古谷をはじめ、役所広司、片岡鶴太郎、上川隆也、稲垣吾郎、加藤シゲアキ、吉岡秀隆といった錚々たる役者が演じてきた。
そんな大人気シリーズにおいて、お茶の間から愛されてきた名探偵・金田一耕助を、単発ドラマから始まったテレビシリーズで長年にわたり演じ抜いたのが古谷一行だ。なぜ彼が金田一耕助を演じ、絶対的象徴とまでなったのか。その理由を紐解いていきたい。
歴代で最も強い“人間臭さ”と圧倒的な“色気”
古谷が演じる金田一(以降、古谷金田一)は、なんと言っても“人間臭さ”がある。事件に直面したとき、自ら現場に走って向かう名探偵らしさはあるものの、決して等身大の人間らしさを失わず、その心に“揺れ”が見えるのだ。
おどろおどろしい殺人や血の海に本気で怯えたり、関係者たちの背景に感情移入して悲しんだり、かと思えば時には美女に鼻の下を伸ばしたりと、コロコロと表情が変わる。切れ者の名探偵なのに抜群の親近感が湧き、その矛盾が魅力を増長させる。だが、それだけではなく大人の男としての独特な哀愁と色気も漂う。
このスパイスが、凄惨な“横溝正史の世界観”の中で視聴者をホッとさせると同時に、どうしようもなく夢中にさせる。古谷金田一は、世界三大スパイスのクローブのように甘く刺激的な存在で、どんな人物や事件にも合い、作品の強すぎる臭み(残酷な描写)を中和してくれるのだ。
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横溝正史没後45年 「金田一耕助シリーズ」全作一挙放送
7月13日(月)朝9:00よりホームドラマチャンネルにて放送スタート
毎週(月火水)朝9:00~ほか
原作:横溝正史
出演:古谷一行























