有働アナ「ちょっとだけロスになってほしいと…」イノッチ「みんな大好きだよ！」笑顔で「あさイチ」卒業
NHKの情報番組「あさイチ」（毎週月～金曜朝8:15－9:55NHK総合）が30日に放送され、2010年の番組スタート時からキャスターを務めていた井ノ原快彦と有働由美子アナ、柳澤秀夫解説委員が卒業した。
この日は、4月から新MCを務める博多華丸・大吉と近江友里恵アナがゲストで登場。仕事やPTA役員など役割や、家庭内で夫に家事を覚えてもらうといった“引き継ぎ”の極意を取り上げた。
番組テーマに絡め、井ノ原が2代目MCの3人に「ボクらも番組を引き継ぎはするけれども、4月から『あそこがもっとこうすればよかった』とか（言いますよ）」とダメ出しを宣言。「やりづらいでしょ」と顔をしかめる大吉に対し、華丸は「逆に追いかけてほしいですね。定期的に来てください。僕ら、代打中の代打ですから」と自虐コメントで笑わせた。
一方、もう一人の新MC・近江アナは「今、人生最大の引き継ぎに直面していて…」と緊張気味。だが、テーマが「家庭内での妻から夫への家事の引き継ぎ」に移り、井ノ原に「近江さん、どう思います？」と振られると「私、夫がいないので…」と天然ぶりを発揮。さらに、有働アナが「近江ちゃんをきのう個室に閉じ込めていろいろ引き継ぎの話をしたんだけど『はい…』って。わかってなかったでしょ」と先輩の一面を見せると、近江アナは「あの、“愚痴はすぐ漏れる”って書いてあったんで」と珍回答で応じ、大物ぶりを発揮していた。
“引き継ぎ”のテーマトークを終えた後は、20分ほどフリートークの時間に。改めて井ノ原が新MCの3人に「よくお受けしてくださったなって。僕だったらやだなって」と振ると、大吉が「わかります？ 井ノ原さんが思ってる5倍ぐらい嫌です」と率直に答えて笑いを誘った。
8年間を振り返り、井ノ原は「最初のころはコテンパンにいろいろ言われた」、有働アナも「最初の頃は何をやっても『そんなテーマを扱わないでください』とか、『あなたの顔は見たくない』とか。でもそれも、前を大事にしてくださるからこそ」としんみり。柳澤氏が「3日だよ。3日でみんな忘れる」となぐさめると、大吉が「3日からですよね、忘れるの？ 僕ら毎日出るんですよね？」とうろたえて見せ、スタジオは笑いに包まれた。
「ちょっとだけロスになってほしいと思ってたんですよ。でもけっこう前からロスとか言われたくないって」と思いを明かした有働アナ。再びしんみりしかけた空気を、柳澤氏が「ロス、ロスってニューヨークって言ってみるんだよ、たまには」と得意のダジャレでかき乱し、井ノ原が「いい加減にしろよ！ 柳澤さんもう大好きだよ！」と叫ぶなど、最後まで3人のカラーが出た放送となった。ラストは井ノ原が「みんな大好き。ありがとう。4月からも…シクヨロ」とまとめ、笑顔で番組を終えた。
「あさイチ」は2010年に井ノ原、有働アナ、柳澤解説委員の3人でスタート。キャスター3人の親しみやすいキャラクターが注目を集め、井ノ原と有働アナが直前まで放送する連続テレビ小説の感想を語り合う“朝ドラ受け”もファンを楽しませた。2月6日の放送で井ノ原が「今年の3月末に『あさイチ』を卒業させていただくことになりました」、有働アナは「『あさイチ』を見てくださっている皆さま、本当に本当に毎日支えてくださってありがとうございます。私の大好きな『あさイチ』を来年度に最高の形でバトンタッチできるよう、イノッチと共に最後まで全力で向き合っていきます！」と語り、柳澤氏も含めた3人が今年度で番組卒業となることを発表していた。
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毎週月～金曜朝8:15－9:55
NHK総合にて放送
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