18歳の新人声優・陶山恵実里が「BEATLESS」で好演!アイドルで培った勇気があるから踏み出せた第一歩

2018/04/05 06:00 配信

アニメ

物語中盤からの重要キャラクター、エリカ・バロウズを演じる陶山恵実里。虹のコンキスタドールの元メンバーで、卒業後は声優として活動を始めている

物語中盤からの重要キャラクター、エリカ・バロウズを演じる陶山恵実里。虹のコンキスタドールの元メンバーで、卒業後は声優として活動を始めている

放送中のアニメ「BEATLESS」(毎週金曜夜1:55-2:25、MBS・TBS系)で、コールドスリープから覚めた17歳の少女エリカ・バロウズの声をあてている新人声優の陶山恵実里。彼女はアイドルグループ・虹のコンキスタドールの元メンバーだ。夢であった声優の道に進むため、今年1月7日のライブを最後にグループを卒業。今回のエリカ役が声優としてのデビューになる。

陶山は14歳で虹のコンキスタドールに加入したが、それまでは引き籠りがちで、アイドルの世界に入ったのはステージに立ち、弱い自分を変えたいという気持ちがあったからだという。

それから4年、虹のコンキスタドールでの経験は前に進む勇気にもなり、アイドルから卒業という形で声優の世界に踏み出した。

陶山が演じるエリカは中盤から物語の舵取り役にもなる重要な役。デビュー作品の緊張の中、どのような気持ちで挑んでいるのか。憧れから現実になった声優の仕事にどう向き合っているのか。アフレコ後の陶山にインタビューを行うと、1つ1つ言葉を探すように、真っすぐ前を向きながら答えてくれた。

深夜アニメに触れ、「エヴァ」で声優へ憧れを

――まず、アニメを好きになったきっかけから教えてください。

小さい頃から「ポケモン」などの子供向けアニメはよく見ていたんですが、ある時初めて深夜アニメを見て、それが「黒執事」(第2期2010年、MBS・TBS系)だったんです。小学校高学年の時で、小さいながら深夜アニメ独特の空気感に触れて、それからアニメの世界に惹かれるようになりました。

――「ポケモン」と深夜アニメとでは、同じアニメでもポジションが全く違います。どういうところにハマったんですか?

一番は物語性でした。「黒執事」もそうですが、ストーリーが難しくて悩んでしまうような重ための作品が好きなんです。ストレートに答えがあるものよりも、「これはどういうことなんだろう?」と、考えながら見るのが好きなタイプです。

――声優に憧れたのもその流れですか?

声優さんのお芝居を意識して改めて見だしたのが「新世紀エヴァンゲリオン」(1995年、テレビ東京ほか)で、碇シンジくんを演じた緒方恵美さんのお芝居がとても印象的だったんです。「エヴァ」はそれまで見てきてアニメの中でもひと際重い作品で、えぐいなって思う部分もたくさんありました。当時中学生で、アニメをただ楽しく見ていた私にとって、それは心にひどく突き刺さるものでした。

でも、すごく引き込まれる。声優さんのお芝居にどんどん感情移入させられて、夢中になっていったんです。「エヴァ」との出会いをきっかけに声優という職業に興味を持ち、自分もお芝居の仕事に就きたいなと思うようになりました。

――声優としてのオーディションは「BEATLESS」が初めてですか?

昨年からマウスプロモーションの養成所に通わせてもらい、そこで幾つかのオーディションを受けさせていただいています。でも、大きいオーディション会場(スタジオ)に行ったのは「BEATLESS」が初めてで、今までは養成所の中で声を録るオーディション(テープオーディション)でした。

――スタジオオーディションは緊張しましたか?

緊張というより、怖かったです。多分、すごくビクビクしているように見えたんじゃないのかと思います。私は初めての一歩というのがとにかく苦手で、恐怖心ばかりを抱いてしまう性格で…。「失敗したらどうしよう。これをやったら終わりだ…」とか、そんなことばかり考えてしまうんです。でも、自分で踏み出した道なので、とにかく落ち着いて、せめて今の自分が出せる力は出し切ろうという気持ちで挑みました。

それでもガチガチで、テストで喋った時、全くできてなかったみたいなんです。頭の中が真っ白な感じで、見かねた音響監督の菊田(浩巳)さんがブースの中にきて、「まずは肩の力を抜こう」と声をかけてくださり、とりあえず少し落ち着いてからの再開でした。

そんな感じだったので、やり切ったとは言っても反省点だらけで、「やってしまった…。絶対落ちた…」って落ち込みながらとぼとぼ家に帰っていきました。

――それで合格の報せがあったわけですから、相当驚いたんじゃないですか?

聞いたのはマネージャーさん経由だったんですが、最初は信じられなくて、驚きよりも何だか言葉が出ない感じでした。その後急に不安になってきて…。「どうしよう!?」って。自分の悪いところなんですけど、不安ばかりが先に来てしまうんです。まだ演技の勉強を始めてから日も浅く、実力の差に不安だらけでしたから。

――ガッツポーズとかではなかったんですね。

嬉しいは嬉しんですよ。むしろ、すごく嬉しかったです。でも、性格的にどうしても…ダメだなって思うんですけどね。

けれど、選んでいただいたというのは自分のお芝居に何か引っかかるところがあったからだと思うので、切り替えて、しっかりやり遂げようと決意しました。「BEATLESS」は今期の注目作で、エリカは物語的にも重要な役どころを担うキャラクターです。本当にありがたいお話だと思っています。

エリカを演じる際の心とは? (2/2)

■アニメ「BEATLESS」
毎週金曜夜1:55-2:25 MBS・TBS系
【HP】beatless-anime.jp
【Twitter】@BEATLESS_info

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