――この番組でライバルだと思われる方は?
先生たちですね。
――さすが目標も高いですね。
どうせやるなら、どの道にいってもプロになれるレベルになりたいと思ってやるので。やはり評価していただく先生たちが「これは悔しい」と言っていただけるような作品を作れるよう頑張っています。先生がライバルです。
――よく個展に行かれているという「いけばな」の假屋崎先生の作品の魅力は?
色彩の使い方も、立体感も、素晴らしいですね。切った植物を使っているのに、本当に今生きている感じで、そして必ず作品ごとに世界観がある。
どの作品もうなるようなものばかりで、「いけばな」というだけあって花を生かすのが先生の仕事なんだなと思いますね。
先生方は皆さんオリンピックのメダリストの技を見た時みたいに「これはちょっとやったくらいじゃ勝てないな」と思えるので、そこに向かっていくのが楽しいです。
ライバルですけど一生超えることはできない。一つの道を極めている方が、正しく極めるとああいう姿になれるんだと、それを頼りにまねをさせていただいています。
でも、僕はその道のスペシャリストになろうとは思わないので、基礎的なところを学ばせていただいて少しでもいいからできるようになるというものをたくさん集めるのが僕の道。
その全てを楽しく学び遊び場にさせていただいているので、ありがたいと思いますね。
――初企画「押し花」に挑戦されますが、そのテーマは? そして、これも新しい学びの場になりそうですか?
“百獣の王”をテーマに作りました。どの企画でも、1回目はあまり予習しないで思った通りにやってみて、まずは先生のご意見を聞いて、2回目以降に先生の考え方や手法を大事にするようにしています。
「押し花」の知識は全くありませんが、今、自分が持っているものの中で精いっぱいやったと思います。これが僕の最低点で、ここから先は「押し花」のことが分かれば分かるほど伸びていくと思うので、今後でしょうね。
――今回、気になるメンバーはいらっしゃいますか?
やっぱり中谷(美紀)さん、玉木(宏)さんはお芝居で表現される方なので気になりますね。作品には演技の役柄ではない素が出ると思うので、どういう作品かすごく楽しみです。
三上(真史)くんは「いけばな」でも似たような成績のライバルなので、(園芸)王子と(百獣の)王の対決を楽しみにしいてます。
■4月12日(木)は「俳句」で最高位の名人9段でありながら、タイトル戦では“無冠の帝王”の“ミスタープレバト”こと梅沢富美男に直撃!
取材・文=国川恭子
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