上川隆也主演の金曜8時のドラマ「執事 西園寺の名推理」(毎週金曜夜8:00‐8:54、テレビ東京系ほか)が、4月13日(金)にスタートする。
同ドラマは、上川演じる“パーフェクトな執事”西園寺が活躍する痛快ミステリー・エンターテインメント。主人である百合子(八千草薫)のために、西園寺は遭遇した事件の謎を解き明かす。
上川に、初挑戦となる執事役や撮影現場の様子などを聞いた。
――執事役の話を聞いた時の印象を教えてください。
日本で執事の方にお会いしたことがなかったので、全くイメージが湧かなかったです。しかし、自分の頭の中で像を結ばない感じが、むしろ面白いと思いました。
さらに、執事のキャラや、彼が事件を解決していくという設定も含めて、これまでにない形のドラマになりそうな手応えを感じ、とても興味深く企画を読ませていただきました。
――執事を演じて、気を付けていることや意識している点はありますか?
この物語の中で西園寺は主役です。しかし、執事は職務上、その立ち位置は決して主役的ではない。奥様のご要望があるからこそ、事件解決のために動くのであって、本質はどこまでも“下支え”の存在であるということは意識しています。そうした最前線に決して立たない男が、どう事件に相対していくのかが、このドラマの面白味の一つだと思っています。
――演じる上で「こういう人がそばにいてくれたらいいな」というご自身の理想は反映されているのでしょうか?
いえ、むしろ「こんな人は、世間にはいないだろう」という考えから始まっています。だからこそ、思い切ってオールマイティーで“パーフェクトな執事”を意図的につくっていけるのかなと。現実的な想定をしてしまうと、限界値も見えてしまうような気がして、いない存在だからこそ無理がきくと考えています。
――役作りのために執事の方に実務指導を受けたそうですが、新たな発見はありましたか?
積極的に取り入れていることの一つに、「ながら動作をしないこと」があります。折り目正しい行動を旨とする執事の方は、例えばあいさつをしながらお辞儀をしないんです。「おはようございます」と言ってからお辞儀をする。行動と言動が必ず分かれていて、確かに見ていて節度を感じました。
また、そうした行動は他の方とも差別化ができ、明確な特徴付けにもなります。現場でもできる限り実務指導を受けつつ、丁寧な表現を心掛けています。
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