上川隆也「こんな人いないだろう」と振り切った”パーフェクト執事”に

2018/04/10 16:55 配信

ドラマ

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八千草さんはアイドル級のかわいらしさ!


――執事カフェにも行かれたとお伺いしましたが、その時のエピソードを教えてください。

プロデューサーの方々に連れられて、まるでツアーのように十人あまりで伺いました。そこは、訪れた女性は「プリンセス」、男性は我々のようなおっさんでも「プリンス」と呼ばれ、恭しく扱ってもらえる、いわばアミューズメント施設でした。収穫もありましたが、実に身の置きどころに困った時間でした(笑)。

――現場の雰囲気や共演者の方の印象を教えてください。

現場は落ち着いた和やかさに包まれています。共演の八千草薫さんのかわいらしさには、現場の男性陣はやられてしまっています。一度、台本に書いていない「ありがとう」というアドリブをおっしゃられた時は、あまりにも愛らしく、カットがかかった瞬間どよめきが起こりました(笑)。アイドルのような清楚さや可憐さを変わらず持ち続けている方です。

また、八千草さんのたたずまいは実に“奥様”にふさわしいと思います。細かい設定があるわけではないのに、しっかりとした教育を受け、芸事にも通じている“お嬢様”だということなど、百合子様の来し方が想像できるような、そんなたたずまいです。こんなすてきな奥様だからこそ、(西園寺は)本来手掛けるべきではない事件の解決に乗り出すんでしょう。そんな無茶な要求に対して、「分かりました」と(執事の私が)無理なく言えるようなご主人様です。

佐藤(二朗)さんは、とにかく笑える軽妙なお芝居をされる一方、闇の深い人物も演じられる幅広い表現力をお持ちです。今回は突拍子のない主人公とのバランスを考慮してか、警察官としての説得力に重きを置いているようですが、それでも面白いのはさすがだと思います。

――監督の橋本一さんの演出はいかがでしょうか?

橋本さんとは、何度かご一緒させていただいていますが、これまで僕が見てきた手法とは、また違う、画作りをされていて新鮮です。疾走感のあるスピーディーな構成になるんじゃないかと思っていますが、僕も仕上がりの想像がつかないので、出来上がりを楽しみにしています。