佐野史郎が”最狂”のおじいちゃんとなって、土曜夜を恐怖に包む
脚本家・香坂隆史コメント
かつての団地は、”夢のニュータウン”と呼ばれ、当時は若い夫婦を中心に人気がありました。しかし50~60年の年月を経た今、「限界団地」という造語ができるほど住人の高齢化が進み、今と昔では団地に対して人々が抱くイメージが大きく違います。その歴史の流れに興味を持ったのが脚本作りのスタートでした。
大切なものを守るためなら手段を選ばない”最狂のおじいちゃん”が、人々を恐怖に陥れていきます。しかし、悪魔であると同時に団地の救世主とも言える寺内を、視聴者の皆様も不思議と応援したくなると思います。
「火の粉」「真昼の悪魔」を見ていただいいた方には、この「限界団地」も期待を裏切らない作りになっています。皆さんが期待されている佐野史郎さんの怪演はもちろんのこと、寺内以外の個性豊かな登場人物たちの行く末にも注目していただけるとうれしいです。