この番組を立ち上げるにあたり、スタッフは各メンバーと1~2時間の綿密な打ち合わせを行ったという。
その中で、それぞれにとって耳の痛い弱点が浮上。菊池とマリウスの「クイズ番組で実力が発揮できなかった」というエピソードに至ってはトラウマになっているというほど。
「グループにちゃんとしたツッコミ役がいない」「アイドルなのに内気」「頭が良いのにクイズ番組が苦手」「ジャニーズなのにバク転ができない」という、ガチの課題。
「逆にそれも面白いじゃん」と言って、見て見ぬふりもすることもできるだろう。だが、5人は自分の弱点をさらけ出し、徹底的に向き合う。この決意と人間ドラマが番組を盛り上げる。
スタジオでは、いとうあさこ、澤部佑、菜々緒、渡辺直美、そしてMCの水卜麻美アナが検証VTRを見届ける。
メンバーがそれぞれに意図せず天然な一面をのぞかせると、すかさずツッコミが入り、その一方で真剣なSexy Zoneの姿に母親のような表情でグッと来ているシーンも。
多くのバラエティーに出演する実力者たちが、初冠番組に緊張気味のSexy Zoneにナイスアシストを連発し、徐々に緊張をほどいていく。
ガチのチャレンジだからこそ、Sexy Zoneの人間味がバラエティー番組として存分にあふれ出る。本気で挑んでいるのだから見る側としては応援しなければ、という気持ちでVTRを見るのだが、“五者五様”にSexy Zoneは天然なのだ。
制作チームはそのキャラクターをみすみす見逃すわけがない。そのイジリを、スタジオでVTRを見て初めて知ることになるメンバーたちはスタジオで赤面連発。その表情にも注目。
観覧のファンが盛り上がっているのはもちろん、スタッフがVTRに、スタジオのやりとりに、腹を抱えて笑う。収録で印象的だったのは、現場が熱気で満たされていたこと。その空気感は画面を通して伝わるはずだ。
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