
ミュージカル「コードギアス 反逆のルルーシュ」ルルーシュ役、「あんさんぶるスターズ!THE STAGE」朔間 零役などで知られる俳優・小南光司が、8月21日(金)にデビュー10周年を記念した2nd写真集「映光」を発売する。2018年の1st以来7年ぶりの刊行となる写真集について、またこの10年の歩みについて話を聞いた。
舞台を観たことによって、さらに原作を楽しんでもらいたい
――この10年の活動を振り返ってみて、ご自身としてはどんな印象が強いですか?
色々あったけど、結果的に楽しかったですね。活動を始めたときは映像の役者さんになりたくて、でもそんなに甘い世界ではなくて。ストレートの舞台を3本やってから、2.5次元の作品が決まったんですが、やるかやらないかすごく悩んで、一度はお断りもしていたんです。自分が元々アニメが好きなのもあって、原作のファンの方々がどれだけその作品を愛しているかを分かっているから、僕では務まらないと思いました。でも最終的にやらせていただいて、それから数年後になって、自分が表現をしてファンの方に受け入れていただけたり、さらに期待以上のものをお見せすることが、この仕事の1つの意味でもあるということがわかるようになりました。
――そう思うようになったのは何かきっかけがありましたか?
2.5次元の作品に出てから、舞台を観に来てくださったお客さんからお手紙やSNSのコメントを頂くことがかなり増えたんです。もちろんいいコメントもあれば、そうでないコメントもあったんですけど。僕は初めの頃役者として未熟で、何もわからない状態で舞台に立って、どうやってこのキャラクターを演じればいいんだろうと思ったときに、彼を知ること、愛することが大事だなと思って、とにかくそこに時間をかけていたんですよね。その結果、だんだん僕の表現した役について、「生身の人がやったらこういう風になるんだ」とか、「ゲームだけでは感じられなかったものがある」というお話をお客さんから聞けるようになったときに、これが2.5次元の一つの魅力なんだって思い始めて。
――手ごたえが生まれたんですね。
人気の作品が2.5次元になるときに、「舞台化する意味とは何だろう」と考えることが、僕の中ではずっとあって。最初はとにかく「解釈違いでないように」とか、保守的な方向に走っていたんですけど、今僕が思っていることは、ある役があったときに、役から外れるのが怖いからといって、その役という円の中の70パーセントぐらいまでの範囲で芝居をしていたら、その役には見えるけれど7割分の理解しかできない。でも、この円の端っこ、役の外と内の狭間の、ちょっと内側のラインが大事なんじゃないかと思い始めて。2.5次元にそこまで求めてないという方もいるかもしれないんですけど、役者である以上モノマネをしたいわけではないので、彼として生きたいとなると、役の境界線をどこまで攻められるかっていうのが、原作がある作品をやる上で表現すべきことなんじゃないかなって最近気づいて。お客さんの中でも10人いたら10人それぞれの解釈があると思いますし、僕にも僕の解釈がある中で、僕が演じたものが全員にはまらない場合もあるかもしれないんですけど、でも舞台を観たことによって、さらにその原作を楽しんでいただけたらいいなと思いますし、それが2次元と3次元の間を走っている僕らの存在意義の一つでもあるのかなと思っています。

様々な出会いに刺激を受けた10年
――この10年をいくつかの章に分けるとしたら、どんな章立てになりますか?
まず初舞台から『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』に出会うまでが1章だと思います。最初は役者として駆け出しの「セリフってどうやって覚えるんだろう」というレベルのところから始まって、僕は『あんステ』に出会って人生が変わりました。原作がある作品だと、そうでない作品とは見られ方が違うので、意識することもかなり変わりましたし、お声がけいただく作品のジャンルも変わりましたし、そもそも歌って踊るのも初めてでしたから、新しい人生が始まったんだなと思いました。
そこから3、4年経った時に、「文豪とアルケミスト」という作品と「憂国のモリアーティ」という作品に出会うんですが、両方に平野良くんという役者さんがいらっしゃって。子役から活動されていて、お芝居も歌もダンスも殺陣も本当に素敵な先輩なんですけど、演じてる時の楽しみ方や空気感の作り方が、目から鱗というか、役者として「うわ、すごい、こんな人いるんだ」と思いました。「文豪とアルケミスト」はゲームが原作で、良くんは太宰治という少年のような役だったんですけど、原作のキャラの雰囲気はありつつ、良くんの色が強く出ていて、2.5次元のあり方として新しい可能性を見たと思いました。良くんも当時、演出家さんと原作の方とちゃんと話し合ったそうなんですけど、役や原作をリスペクトもしつつ、自分の色を足して演じられてるのを見て、こういう道、こういう演じ方もあるんだなと刺激を受けて、お芝居に対しての向き合い方がかなり変わったきっかけでした。ここまでが第2章ですね。
そこから第3章はコロナ禍までずっと走っていくんですけど、コロナ後は結構くすぶってました。20代後半になって、役者としてどうしようか悩んで。実際、事務所の方とも舞台から映像に軸足を移すかどうかを話してましたし、映像のお芝居のワークショップにも行って、色々出演もしました。でもやっぱり舞台好きだなって思っちゃったんですよね。どっちもできたらベストだなとは今でも思うんですけど。舞台の2時間3時間ノンストップでシーンが進んでいく、一度始まったら止まらず、全員が繋ぎ合わせて物語を紡いで、最後のカーテンコールまで持っていくという流れが僕は大好きで。一時期は映像をメインにしていこうと考えていたんですけど、改めて自分は舞台が好きなんだと気づいて。今は舞台を軸にしながら、映像にも挑戦していけたらと思っています。
30歳になって、「1789-バスティーユの恋人たち-」という東宝さんの作品に出演が決まって。まさかグランドミュージカル、それも小池(修一郎)先生の作品に出るとは思っていなかったので、自分が一番驚きました。初めての東宝ミュージカルでたくさん練習したんですけど、すごく悔しい思いもして。お芝居の部分はすごくのびのびと楽しくできたんですけど、歌はやっぱり本当に難しかった。「一朝一夕じゃできないよな」と思いました。僕は今まで無意識に目を背けていたけれど、今は歌いたいと思ったので、そこから毎月ボイトレを入れてもらうようになりました。あと小池先生に「歌頑張ろうね」と言っていただいたこともあって、火がつきましたね。そこから今の章に繋がっています。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
小南光司2nd写真集「映光」
2026年8月21日(金)発売■発売記念イベント
8月22日(土)タワーレコード横浜ビブレ
http://teket.jp/186/75404
8月23日(日)HMVエソラ池袋
https://hmv.co.jp/store/event/55587/
8月30日(日)Talkport
https://talkport.com/ja/181f6bb1
■写真集詳細ページ
https://lit.link/kominami2nd
■写真集公式X
https://x.com/kominami2nd




























