
女優のゼンデイヤが、9月1日に30歳の誕生日を迎えた。ディズニー・チャンネルのキッズスターとしてブレーク後、ファッションアイコンとしての存在感と、ますます磨きがかかった演技力で15年以上にわたり観客を魅了し続けている。主要キャストを務める映画「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」が7月31日に公開され、日本で大ヒットを記録。ロバート・パティンソンとダブル主演した映画「ドラマなふたり」も8月21日に公開されたばかり。そんな彼女のこれまでの軌跡を振り返る。(以下、出演作のネタバレを含みます)
キッズスターから「最年少エミー賞受賞女優」への飛躍
1996年9月1日生まれ、アメリカ・カリフォルニア州出身のゼンデイヤ。2010年にディズニー・チャンネルで放送が始まったドラマ「シェキラ!」(ディズニープラスで配信中)で、プロダンサーを夢見る少女ロッキー・ブルー役に抜てきされた。当時14歳だったゼンデイヤにとって、本作がテレビドラマ初出演作。地元シカゴの人気ダンス番組でバックダンサーとなったロッキーと親友シーシーの奮闘を描く青春コメディーで、幼い頃からダンスに親しんできた彼女の才能が存分に発揮された。
抜群のダンススキルに加え、明るいキャラクターで親しまれ、共に主演を務めたベラ・ソーンと2013年放送のシーズン3まで同役を務めた。一躍人気ディズニー・スターとなったゼンデイヤは、その後、当時史上最年少参加者として出場した勝ち抜きダンスリアリティー番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」(シーズン16/2013年)で準優勝を飾り、主演兼プロデューサーとして参加した「ティーン・スパイ K.C.」(2015~2018年)では女子高校生スパイをチャーミングに演じ、ティーン世代から絶大な支持を集めた。
そんな中、ターニングポイントとなった作品が、トム・ホランドが主演を務め、2017年に劇場公開されたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画「スパイダーマン:ホームカミング」。ゼンデイヤは“MJ”ことミシェル・ジョーンズ役に起用された。
「スパイダーマン」新章にヒロインとして出演
“親愛なる隣人”ことスパイダーマンは、1962年に発行されたコミック「Amazing Fantasy」(第15号)で初登場して以降、現在まで多くの映像作品に登場。最初からスーパーヒーローになるべくして誕生したのではなく、たまたま特殊な能力を持ってしまった“ごく普通”の少年が主人公ということで、より親しみやすいキャラクター造形がなされている。
トビー・マグワイア×サム・ライミ監督の3部作、アンドリュー・ガーフィールド×マーク・ウェブ監督によるリブート版「アメイジング・スパイダーマン」2部作を経て、ホランド×ジョン・ワッツ監督による新シリーズが始動したことで大きな注目を集めた本作。
キルスティン・ダンスト、エマ・ストーンらがヒロインを務めてきた同シリーズで、ミシェル役に起用されたゼンデイヤは、知的で皮肉屋、どこかミステリアスさも併せ持つ、魅力的なキャラクターを好演。続編となる「ファー・フロム・ホーム」以降で本格的なヒロインとなり、新たな“MJ像”を見事に作り上げた。
「ファー・フロム・ホーム」「ノー・ウェイ・ホーム」と重ねるにつれ、ピーター・パーカー(ホランド)、MJ、親友ネッドの3人の絆はシリーズの大きな魅力となり、世界中のファンを魅了。シリーズ最新作となる「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」では、世界中の人々の記憶からピーターの存在が消失し、3人の関係も失われた状態で新たな物語が始まる。それでもピーターは彼らとのつながりを諦めきれず、自分のことを忘れてしまったMJとの切なくももどかしいやりとりが胸を打つものになっている。
今作では、初期稿のMJがあまりに“普通”になっていると感じたゼンデイヤが、“MJらしい風変わりさ”を取り戻すための修正を提案。主演のホランドと支え合いながら、作品の精神的支柱としてMJを体現した。
「ホームカミング」での初共演をきっかけに親交を深め、やがて恋人同士となった2人は、結婚したことも明らかになった。ハリウッド屈指のパワーカップルとして大きな注目を集めながらも、お互いを心から尊重し合い、支え合う姿は、世界中の人々から愛されてきた。才能を認め合い、刺激し合える関係性が、スクリーン上で発揮される圧巻のケミストリーの源泉になっていることは間違いない。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
「シェキラ!」視聴ページ
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