
蒼井優が主演を務める金曜ドラマ「Tシャツが乾くまで」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)が、9月11日(金)放送の第10話でいよいよ最終回を迎える。最終回を目前に控える中、主人公・瀬尾咲子を演じた蒼井優にインタビューを敢行。撮影全体を振り返ってもらうとともに、演じた咲子への思いや、本作が自身にとってどんな作品になったのかなど、さまざまなことについて語ってもらった。
二組の夫婦の喪失から始まる“愛”と“秘密”の物語
本作は、「silent」(2022年、フジテレビ系)、「いちばんすきな花」(2023年、フジテレビ系)、「海のはじまり」(2024年、フジテレビ系)などを手がけた脚本家・生方美久が、とある事故に巻き込まれた二組の夫婦の“愛”と“秘密”を描くオリジナルストーリー。主演を務める蒼井は、本作が18年ぶりの地上波連続ドラマ出演となる。
出版社で結婚情報誌の編集担当として働く瀬尾咲子(蒼井優)は、愛する夫・充(松山ケンイチ)と幸せな結婚生活を送っていた。だが、ある夏の日、充の乗っていたバスが事故に巻き込まれたことで、咲子の幸せな日常は突然崩れ去ってしまう。さらに、その事故が暴いたのは、愛する⼈の“第3⾦曜⽇の秘密”だった。
事故から1年、突然家に帰って来た充は自身の“失踪癖”を告白。一方で、第9話では咲子に離婚歴があり、それも“バツ4”であることが明かされた。互いの過去を理解し、夫婦としてまた普通に暮らすことを選んだ2人だったが、相手に気を使いながらの生活は以前のような楽しいものではなかった。頑張ることに疲れた咲子は、洗濯機の乾燥フィルターが破れたと同時に、充に別れを提案する…。

「これ以上はない」と実感する生方美久の言葉に意味を持たせるための演技
――放送のたびに大きな話題を呼んでいますが、視聴者の声はどう届いていましたか?
(地上波連続ドラマの主演をした)18年前は独身で、撮影の間はドラマの撮影現場と家の往復だったのですが、今は子育てをしながらお仕事させていただいているので、街に出ることが多いんです。
よく「さっちゃん(咲子)、応援しているよ」と声をかけていただきます。すごくうれしい半面、咲子の大元を知っている身としては、「(第9話の咲子を見て)どんな気持ちになるんだろう…」と、少しドキドキもしていました(笑)。
私自身はSNSをやっていないのですが、撮影現場でスタッフさんから「SNSでこんな反応があったよ」「知り合いはこう言っていたよ」など共有してもらっていました。
ドラマを見てくださっている方たちと、作っている側が循環しているといいますか、皆さんと一緒に作品を作っている感覚になれて、楽しかったです。エールをもらいながら撮影ができるのは、地上波の連続ドラマのスケジュールならではだなと思います。
――撮影が進むにつれて、脚本を読む視点や捉え方に変化はありましたか?
「こんなこと言わない方が、見ている人はすっと受け入れられるよな」と思うことも、生方さんはあえてその言葉をチョイスされているので、最初はその言葉の強さを「どう落とし込もう」「なぜこの言葉を選んだのだろう」など、たくさん考えました。
本読みの段階では「こうしてみましょうか?」といろいろなディスカッションをしたのですが、やっぱり最終的には生方さんが書いたセリフに着地するんです。「これ以上はないな」と実感してからは、いかに台本に書かれた言葉に意味を持たせるか、どう濃淡をつけていくかの作業を大事にしました。すごく楽しかったです。
ただナチュラルにやればいいということでもなく、生方さんのちょっとロックな部分を感じながら、演じていましたね。「雰囲気作るなよ、私」と思いながら(笑)。
――咲子という人物の、譲れない根底にあるもの、価値観はどんなものだと思いますか?
難しいですね…。「これだ」というものがなかった気がします。周りに流されやすくて、相手によって見せる面を変える癖があるので。でも、「充を信じる」「充のことが好き」という部分に関しては、強いものがあったと思います。
はたから見たら「園田(樹生)さん(中島歩)の方が一緒にいて楽そうだよ」と思うだろうけど、咲子が好きなのは充。理由を聞かれたら「好きだから」としか説明しようがないのですが…。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週金曜夜10:00-10:54
TBS系にて放送中
https://www.tbs.co.jp/tshirt_ga_kawakumade_tbs/
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