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高橋健介オトナ化計画【第25回】「あなた、その道のプロなの?」トーク回しも全力で臨んだ音楽劇「39歳」

2026/09/30 12:00

音楽劇「39歳」を中心に、高橋健介の近況をインタビュー
音楽劇「39歳」を中心に、高橋健介の近況をインタビュー撮影=小山志麻

「WEBザテレビジョン」でリニューアルスタートした俳優・高橋健介の連載企画「高橋健介オトナ化計画」。オトナを目指して「週刊ザテレビジョン」でさまざまな体験をしてきた高橋が、さらなるレベルアップのために資格や検定などに挑戦する。第25回は直近の舞台作品の話題など、近況を中心にお届け。オトナ化企画では、防災月間である9月にちなんだクイズに挑戦してもらった。

ライフワークにしたいほど居心地のいい「39歳」の現場


──音楽劇「39歳」の東京公演が終わったタイミングで取材をさせていただいています。手応えはいかがですか?

お客さまにとても満足して帰っていただけているという声をたくさん聞いています。今回は原作ドラマがあるものの、舞台作品としてはオリジナル。最初はお客さまも、どうなるか分からないままチケットを買ってくださったと思います。それが、公演が始まってリピーターの方がどんどん増えていった感覚があって。そして、東京千秋楽は完売。スタンディングオベーションまで頂きました。拍手もすごく大きかったですし、「成功した」と言っていいんじゃないかなと思います。

──素晴らしいですね。

今回のプロデューサーさんは元タカラジェンヌで、今作が初めてのプロデュース作品です。複数の女性がメインで登場する舞台作品が決して多くない中で、一生懸命作ってくださったからこそ、千秋楽のあの景色がプロデューサーさんの目にどう映っていたのかな、とも思いました。

──きっとうれしかったでしょうね。カンパニーの雰囲気も引き続きよかったですか?

はい。キャストでご飯に行こうという話をするとみんな参加してくださいますし、二次会まで来てくださることも多くて、すごく居心地がいいです。

もしかしたらお客さまは「おいおい」と思うかもしれないですが…普段、一日2公演ある日の1公演目が始まるときって「よし、今日もやるか!」って気合いを入れる感じがあるのですが、「39歳」はあまり意気込まなくて。普通に劇場入りして準備して、ふらっと舞台に出ていく感じがあって。生活の一部というか。

きっと、まーちゃん(朝夏まなと)、カイさん(七海ひろき)、ねねさん(夢咲ねね)の3人は歌もせりふもいっぱいあるので、体をしっかり起こして挑んでいると思いますが、僕は本当にいい意味で空気のようにスーッと出て、帰ってくるみたいな感じ。なんか…毎月第3日曜日に、これからもずっと続けていきたいかもと思えるくらい、ホームのように感じる作品でした。

──健介さんが演じたのはパク・ヒョンジュン。夢咲ねねさん演じるチャン・ジュヒが恋をする年下男子の役でした。かわいらしい年下役を演じるのは珍しかったと思うのですが、意識したことはありましたか?

それが面白いもので、みんなが年上なので、頑張らなくても自然と年下男子になれるというか。すごく楽でした。

──いるだけでよかったというか。

はい。そういえば、この間ご飯の席でたまたま隣になったあめくみちこさんが、すごくほめてくださったんです。稽古場での取材のとき、全体的に空気が少し固かったので、僕が舞台上から記者の方々に「無理して笑いをこらえなくていいですよ!」と冗談交じりに言ったら、その場が少しほぐれました。僕としてはそこまで意識していませんでしたが、「あの場でああいうことを言えるのは本当にすごい」と言ってくださって。今回の「39歳」では、お芝居や歌はもちろん、稽古場の居心地の良さや空気作りについても学ばせてもらいました。

高橋健介
高橋健介撮影=小山志麻


ヒールだけじゃない「芝居の幅の広さを感じていただけたら」


──公演を重ねるごとにリピーターが増えていったというお話がありましたが、健介さんご自身は、東京公演の中で成長や変化を感じましたか?

やっぱり歌ですかね。途中の公演を音楽助手の方が見にきてくださって、翌朝劇場に入ったら「ここのピッチが甘くなっています」というメモが置いてありました。スタッフさんに音を聞いてもらいながら、急いで修正しました。とはいえ、ピッチを気にしすぎてヒョンジュンらしさがなくなってもいけない。もちろん両方できるのが一番なんですけど。さっき話したように、ふらっと舞台に出ていくような感覚がある中で、歌に意識を向けることで毎回ピリッとできた。緩みきらずにいられたのは、よかったなと思います。

──居心地の良さの中にも緊張感があったと。

はい。あと、最近の東宝ミュージカルではヒールを演じることが多かったので、今回のような役をやらせていただき、お客さまに見ていただけたのもありがたかったです。芝居の幅の広さを感じていただけたらうれしいですね。

──ファンの方からの声で印象的なものはありますか?

ジュヒとのペア推しになったという声が多くてうれしいですね。それはねねさんのおかげで。ジュヒってヘタしたらぶりっ子と思われる可能性のあるキャラクターだと思うんですが、ねねさんが演じると全くそれがなくて。ねねさんだから成立している役だなと思います。

それと、最初に台本を読んだときに、この作品はねねさんにかかっているなとも思ったんですよ。他が結構シリアスな内容だから、ジュヒがどれだけ明るくいられるかで、2時間この作品を見ていられるかが決まる。そういう意味では、ねねさんご自身が持っている性格やポテンシャルも含めて、素晴らしいジュヒだなと思いました。

──アフタートークショーは、健介さんがぶん回しているそうですね。

いや~、そう言っていただけるのはありがたいですが、このやり方で合っているのかなとも思っていて。聞く側の気持ちにもなってみた方がいいのかなって。この連載も、いつも僕がしゃべりたいことをしゃべっていますけど、しゃべりすぎかなと思うこともあるんですよ。たまには、聞かれたことにだけ答えてみようかなって。

──いや、少なくともこの連載は、しゃべりたいだけしゃべっていただいた方が助かります(笑)。

よかった。じゃあ、いつも通りでいきます。で、アフタートークショーですよね。メインキャスト6人でのトークなので、本来なら6分の1ずつ均等に話すのがいいと思います。でも、今回は作品の性質上、“39歳役”の女性3人が7割、男性が3割くらいでいいかなと。

一応スタッフさんが考えてくださった台本はありましたが、聞かれたくない話もあるかもしれないので、事前に一人一人に「こういう話をしようと思っていますが、どうですか?」と相談してから臨んでいました。でも、そこまでする役者はこれまでいなかったみたいで、劇中のジュヒのせりふ「あなた、その道のプロなの?」を、そのままバッチさん(相葉裕樹)に言われました(笑)。

高橋健介
高橋健介撮影=小山志麻


学園祭で届けたいリアルな思い


──トークショーといえば、11月3日(火)には明治学院大学学園祭「'26白金祭」にて「高橋健介トークショー~ポジティブ足りてなくない!?~」が開催されますね。学園祭のトークショーは、普段のトークショーとは違って、ファンの方以外も集まると思うのですが、心掛けていることや、面白さを感じるところを教えてください。

それで言うと、やっぱり俳優だからエチュードなどお芝居が組み込まれることがありますが、僕としてはずっと質疑応答でもいいくらい、学生さんと話がしたいですね。僕は学生から聞かれたことにリアルに答えたいと思っています。

例えば、芸能を目指す人からの質問に対しても「甘い世界ではないのでおすすめもしないし、だからといって反対もしない」という話をするんです。僕からしたら、手に職がある人や安定した公務員の方がうらやましいと思うし、自分は運よくトントン拍子でいっているけど、食えていない人もいっぱい見てきているし。そういう意味では、今回の「'26白金祭」に限らず、学園祭ではリアルをお届けするというのが一つのテーマかもしれないです。

──それも、実際に芸能界で活躍しているからこそ話せることですもんね。

はい。以前出演した学園祭で運営に携わっていた学生さんが、卒業後、エンタメの仕事に就いて、現場でお会いしたことがありました。だから、学生には優しくしておかないといけないなとも思っています。恩を売っておかないと(笑)。

──では最後に、最近オトナ化を感じたエピソードがあれば教えてください。

僕が普段からお世話になっている東MAXさん(東貴博)が東京浅草新喜劇を立ち上げて、旗揚げ公演「家族以上、父親未満」を行ったんです。そこに井阪郁巳くんが出演しましたが、実は東MAXさんから「いい若手俳優いない?」と聞かれて、僕が紹介しました。

僕は基本的に、俳優の紹介ってしたくないんです。責任が取れないから。でも、郁巳くんなら大丈夫だろうと思えたので。公演を見に行ったら、すごくカンパニーに溶け込んでいて、公演後のご飯でも楽しそうにしていました。

東MAXさんからも「健介が郁巳をかわいがる理由、分かるわ」と言われて、紹介してよかったなとほっとしました。本当は僕が出たかったんですけどね。今後こういう立ち回りが増えてきたら、マージンを取ろうかなと思っています(笑)。

高橋健介
高橋健介撮影=小山志麻


防災の知識をアップデートしてオトナ化


──9月は防災月間ということで、防災にちなんだクイズを出題します。まずは9月1日が「防災の日」に制定された理由は何でしょうか?

ハッハッハッ!これは簡単です。地元で9月1日に毎年縁日があるんです。火事が起きたかなんだったかの慰霊堂で縁日が出るので…何か地震だったか、大きな自然災害だ。だから気を付けましょうという日だった気がします。

──その「大きな自然災害」は何でしょうか?

東日本大震災でもない、阪神淡路大震災でもない、ですよね…。でも。大きな震災だと思います。

──正解は関東大震災です。大正12年(1923年)9月1日に発生した震災です。

そうだったんですね。どれくらいのレベルだったんですか?

──マグニチュード7.9だそうです。

本当に大きかったんですね。

──続いては、そんな地震が起きた際の行動についての問題です。以前は枕元に置くと言われていた「非常用持ち出し袋(防災リュック)」ですが、近年は別の場所に保管するのがいいと言われています。それはどこでしょう?

これは何階に住んでいるかにもよりますよね。2階とか3階だったらベランダがいいんじゃないですか。飛び降りて避難できるから。だけど、18階とか高層階だったら飛び降りることができないので……玄関先ですかね。

──おお、正解です。枕元にはめちゃくちゃになった室内を安全に移動するために最小限必要な「照明」「手足を守る道具」「助けを呼ぶ道具」を置いておくのがいいと言われています。

なるほど。僕は普段コンタクトだから、レーシックとかした方がいいのかなって、防災の話になるといつも思います。見えないのが一番怖い。あとは、防災リュックの中身を定期的に入れ替えないといけないといいますよね。うちは家族に任せているので、中身がどうなっているのか、そもそも防災リュックがどこに置いてあるのか分からないや。これを機会に確認しておきます。

──では、トイレ(個室)で大きな揺れを感じたときに、まず取るべき行動は?実演してください。

まずはズボンを上げる! …そういうことじゃない?でも本当に危険だったら、申し訳ないけどお尻丸出しでも逃げた方がいいですもんね。あっ、分かった、まずはドアを開ける。

クイズの回答は「ドアを開ける」
クイズの回答は「ドアを開ける」撮影=小山志麻


──正解です。「閉じ込められないように、ドアを少し開ける」が正解です。

それでいうと、僕は広いトイレが苦手なんです。なぜかというと、トイレに入るときって結構ギリギリなときが多くて…鍵をかけ忘れてしまうんですよ。だからガチャって開きそうになったときに、便座に座った状態でもドアを押さえられる距離じゃないと怖くて。…って防災と関係なくてごめんなさい!(笑)

◆取材・文=小林千絵、ヘア&メーク=yuto、スタイリング=石橋修一、衣装協力=Re:STOCK、デンハム

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

■高橋健介 オフィシャルサイト
https://takahashi-kensuke.com/

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