伊藤英明がケンシロウをまさかの完コピ!? 「戦いたい相手はハートです!」
伊藤の完コピぶりにスタッフから絶賛の声が!

「北斗の拳」の世界観を忠実に再現したスタジオに伊藤が登場すると、スタッフ一同からどよめきが。古着のライダースジャケットの袖をカットしたベストに、特注の金属製肩パッドを装着したこだわりの衣装に身を包んだ伊藤の姿は、まさしくケンシロウそのもの。
人気キャラを演じる伊藤も、ケンシロウになりきり最初から本気モードに。激しいセリフ回しに息が続かず、何度も倒れそうになりながらも、迫力満点のアドリブを交えて熱演。闘気をまとい高速で体を洗うシーンでは、デ・オウの泡をヌンチャクに見立てた素早い動きで表現してみせた。
大男にタライの水を勢いよくかけるシーンは、CGではなく本当の水を使って撮影。タライを素早く回転させながら水をかけようとすると、水は真っ直ぐに進まずに放物線を描いてしまうため、伊藤もひと苦労。それでも最後はこつをつかみ、タライの水をコントロールする奥義(!?)を身につけた。
「北斗の拳」の思い出は「レイがマミヤの着ているものを…」(伊藤)
撮影を終えて、伊藤は「日本で初めてケンシロウを演じられることは、光栄ですしうれしいです。今回の衣装を見た時に、『衣装さんがんばったな』と思いました(笑)。ヘアやメイクの作り込みもそうですが、こんなリアルな衣装を身に着けることで、ケンシロウ役としての説得力が増しました。
実際着用して演じていると、重いし、暑いです。ケンシロウはこんなに重くて動きにくい服を身に着けて敵と戦うわけですから、改めてすごいと思いました」と振り返る。
「北斗の拳」はことしで35周年を迎えるが、「初めて読んだのは小学5年生くらいの時です。印象に残っているのは、レイがマミヤの着ているものを脱がしているシーンがきわどくて、異様に興奮を覚えました。親に見つからないように読んでいた思い出があります。
好きなキャラクターは南斗五車星『雲』のジュウザです。雲のように自由でありながら、愛するもののために命を落とす、そのような生きざまがかっこよかったですね。ほかには“聖帝”サウザーも好きです」と、自身の「北斗の拳」愛を熱く語った。
戦ってみたいキャラクターについて聞かれると、伊藤は「僕がケンシロウになって戦ってみたい相手はハートですね。ハートは普段はやさしいですが、血を見ると凶暴になって自分の部下までも殺してしまうキャラクター。そのイメージがトラウマみたいに残っています」と、漫画でも屈指のアクの強さを誇る相手を指名した。
最後に、「自分も体臭が臭いやすい体質なので、『デ・オウでその匂いを消せ! だけど男の匂いは消すな!』」と、臭いに悩む世の男性たちにメッセージを送った。
