中島健人のモデルは「教え子の佐藤くん」!? 【林先生&元教え子・水野Pの「初耳学総論」後編】
世間であまり知られていない知識や知恵を、賢人・林修が“知ってた”か“初耳”かを答えていく形で紹介する新趣向の情報バラエティー「林先生が驚く初耳学!」(TBS系)。放送4年目に突入し、ますます勢いに乗る当番組の人気の秘密を、林修自らが、彼の教え子でもあり、「初耳学」の総合演出・プロデューサーの他、同局の「プレバト!!」の総合演出も務める水野雅之氏とともに分析する「初耳学」師弟対談の後編は、番組のコンセプトや視聴率など、さらにディープな話へと展開!
林先生は美女とイケメンをイジりながら授業してました(水野)
──水野さんは高校時代、林先生が教える塾の教え子だったわけですが、やはり、その関係性が番組に活かされているのでしょうか。
林「いや、それは関係ないですね。プロデューサーである彼が僕の教え子だったから、ではなく、彼のテレビマンとしての能力が高いから、この番組は成功したんだと思います。そもそも僕は、ビジネスとプライベートは完全に切り離したいタイプなので、個人的な人間関係で仕事をするのはあまり好きじゃないんですよ。それよりもとにかく、“できる人”と一緒に仕事がしたい。人間的に最低なヤツでも構わないんです」
水野「僕がサイテーなヤツみたいじゃないですか!(笑)」
林「いやいやいや(笑)。それくらいのスタンスで仕事をしてるんだよ、という話」
水野「僕は逆に、先生と教え子という関係性で話せているのが、この番組の強みなのかなと思っています。ちょっと言いにくいことや反論でも、先生に対しては、臆せずに言えちゃいますから。当時の塾でも、僕ら生徒が林先生をよくイジってたから、その延長線上ですね」
――「初耳学」のスタジオの雰囲気は、やっぱり当時の塾にとても似てるんですね?
水野「そうですね。とはいえ、教室とテレビでは、林先生との距離感が違うから、視聴者にも伝わるように塾の雰囲気をテレビっぽく修正しています。塾でテッパンでウケる内輪ネタは、テレビではむしろスベりますしね」
林「うんうん、確かに。彼がテレビマンとして優秀だというのは、こういう辺りにも表れていますよね(笑)」
水野「逆に、あの塾と特にそっくりな要素といえば、出演者のバランスですね。林先生は美女とイケメンをイジりながら授業を進めていた印象があるので、そこは企画段階から意識していました」
林「イジるのはキレイな女性と、優秀な男子ね(笑)。確かに、初耳学の出演者は、あの塾の誰々だなって思い当たるよね。大政絢ちゃんのイメージは伊藤さんだし、ケンティーは佐藤くん…」
――20年以上前のことなのに、スラスラと名前が出てくるなんてすごいですね。
林「その塾は、名古屋の中心部から離れたニュータウンにあった小さな塾だったんですけど、なぜか優秀な男子とカワイイ女子が多く通ってたんですよ。あと、水野が付き合ってた、えーっと…」
水野「ここでバラさなくていいです(笑)」
毎週日曜夜10:00‐10:54 TBS系にて放送中
※4月22日(日)は夜10:25-11:19
撮影=石塚雅人/取材・文=斉藤俊彦