主演に竹内結子、そのバディ役に貫地谷しほりを迎えて4月27日(金)より配信スタートするHulu×HBO Asia共同製作ドラマ「ミス・シャーロック」で、竹内演じるシャーロックの兄・双葉健人を演じる小澤征悦にインタビューを行った。
本作は、全世界の映画・ドラマ史上最も多く映像化され、ギネスブックにも認定されたキャラクター、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンの2人を全く新しい解釈で捉えた物語。
あの有名な2人が、もし現代の東京にいたら…? しかも2人とも女性だったら…? といういまだかつて誰も見たことのないストーリーになっている。
小澤演じる双葉健人は、内閣情報調査室の内閣情報分析官で、シャーロックの兄であり唯一の肉親という役どころ。
今回、小澤に作品に参加した感想や共演の竹内&貫地谷らの印象、そしてドラマの見どころなどを語ってもらった。
――小澤さんが演じられた双葉健人はどんなキャラクターですか?
妹のシャーロックに負けず劣らずと言いますか、むしろ彼女よりもちょっと頭がいいキャラ。頭がいいが故に、小憎らしいタイプなのかなと分析しています。
表立ってシャーロックを助けたりするような姿は見せないけど、妹のことを思って手を差し伸べたりする。
そういう人物を監督と話し合いながら作り上げていきました。
――演じる上でポイントに置いた点は?
頭の良い人って、どんな感じなのかなと考えました。話し方やリアクション、人間関係の築き方なども気になりますよね。
きっと、頭が良い人って頭の中でいろいろなことを考えているから、何か言われたことに対して半間ぐらい遅れるんじゃないかなと。
その他の人とは違う“間”のようなものは意識しました。そういう部分が人間として、物語の中に生きているキャラクターとして魅力的に映ればいいなと思います。
――原作は意識しましたか?
シャーロック・ホームズの推理モノは大好きですよ。「バスカヴィル家の犬」とか。家にもたくさんあったので、よく読んでいました。
でも、今回の作品はシャーロックが女性に置き換わっているし、舞台も現代の日本ですから完全にオリジナルと捉えています。だから、演じる上で原作を参考にしたということはありません。
――それぞれのキャラクターはもちろん、独特の世界観が魅力的ですね。
もともと、海外に発信することを前提に作っていますから。作品の世界観を守るために、日本人はあまり着ないようなブリティッシュな衣装を取り入れたりしていますよね。
シャーロックの“相棒”になる和都は地味ですけど(笑)。映像もしっとりとしていて奥行きがあります。
映画にすごく近いなと、現場で感じていました。俳優部の立場として、そういう世界観が出来上がっている中で演じられる喜びがありましたね。
物語も最終回に向けていろんな伏線が丁寧に張られています。謎解きの面白さを楽しみながら見ていただけたらうれしいです。
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