「この10年で思ったことや感じたこと、経験したことを、次の10年に持っていければ、またその次の10年が楽しいかなと思います」。
そう語るのは、今年デビュー10周年を迎える俳優の三浦翔平だ。AbemaTV制作の新ドラマ「会社は学校じゃねぇんだよ」では、ギャル男から起業家に転身した主人公を演じる三浦に、役柄への思いや撮影でのエピソード、そしてこれまでのキャリアについて話を聞いた。
――最近の出演作では、心優しい教師やクールな警察官など、落ち着いた役が多い印象があります。本作における鉄平は、序盤は勢いの良さと熱い心を感じさせる男ですが、演じる上でどんな楽しさがありましたか?
大学を卒業してイベントサークルをやっていた鉄平が起業するまでを描くのが、大体4話までなんですが、その4話までがすごく若々しくて荒々しくて、勢いで突っ走っていくキャラクターだったので、そこはすごく熱量を使っていました。
エネルギーの消費がすごく多くて大変でしたね。熱い男を演じるのは、普段の僕とは違うような役だったので、楽しかったです。確かに最近、大人しめの役を頂く事が多いですね。熱い男も、昔は演じていたんですよ。
――では、鉄平とご自身で似ているところは?
僕も多少、勢いでいくところがあります。思い付きで行動してしまうところもあるんです。例えば、台本上こういうストーリーになっていて、監督からこうしてくださいと言われた時に、今回の現場でもあったんですが、「こっちの方が面白いんじゃないですか?」と急に思い付くんです。
それこそ、第1話で会社の机に乗っているシーンは、完全に思い付きです。台本では特に何も書いていなかったので、動きの中で「乗った方がいいんじゃないですか?」と提案しました。
――劇中では全裸になるシーンもありますが、そういう意味でかなりチャレンジした作品になりましたか?
脱ぐシーンがあるといわれたのは、10日前なんです。脱いでも構わないんですが、こっちとしては体を作りたいわけじゃないですか!
普段からバキバキになっているわけじゃないですし、もう30歳にもなりますし、肉も落ちづらいんです(笑)。
「せめて一カ月前に言ってください」とは言ったんですが、「いや、大丈夫です。後ろのお尻が撮りたいので」と。そう言われると「なんかもう、いいか」って思いました(笑)。
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