「遅くデビューしても全然負い目じゃないよ」(舘)
――心に残っているエピソードがあれば教えてください。
舘:監督が変なところにこだわっていて、有馬が何にでも唐辛子をかけるんですよ。カレーライスにもかけるのですが、カメラを引いて撮っているからよく分からないんだよね(笑)。こっちは辛い思いして食べているんだから、しっかり撮ってくれないと。監督は本当に楽しい人ですよ。
古川:この作品で脱・ペーパードライバーになりました。舘さんを助手席に乗せるということで講習にも行ってきました。
――共演した星野さんの印象はいかがですか?
舘:クールで感情を抑えたお芝居をしっかりされていましたね。とにかくかわいかった(笑)。
古川:共演機会はあるものの本格的に絡むのは初めてでした。世良が感情的になるシーンでうまくいかないことがあったのですが、監督と話し合った後、星野さんが僕の思いを踏まえて動きをサラッと変えてくれたんです。そのおかげで非常にやりやすくなったので、現場で助けていただいたなと。
――有馬はある人物に負い目を感じて生きています。それにちなんで、お2人が負い目に感じていることはありますか?
舘:僕なんてコンプレックスのかたまりですよ。皆さん本当に芝居がお上手で、役に成りきってらっしゃる。そういう意味で、いつも自分が何か足りないような気がして申し訳ないと思っています。
古川:22〜23歳と年齢的に遅く役者を始めたこと…だと思っていたのですが、舘さんも遅かったんですよね。
舘:25歳だね。でもね、特に俳優はデビューが遅い方が良いと思うよ。石原裕次郎さんだって22歳でしょ? 15〜16歳でデビューしちゃうと一番多感な時期を芸能界で消化しちゃう。22歳までデビューしていないってことは、それまで芸能界以外の人生を歩んでいるということだから、俳優としてはプラスになるんじゃないかな。遅くデビューしても全然負い目じゃないよ。良かったと思う。
古川:ありがとうございます。
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