歌って踊れる自分の新曲を作りたい
――最後に、歌手、女優としての今後の目標をお願いします。
歌の話をすると、この前のコットンクラブが楽しすぎて幸せだったんですよ。やっぱり新しい空気や周りって大事だなと思ったのが、今回新しいダンサーさんに入ってもらったことですね。今まで私がやったことがないジャンルのダンスが得意な4人だったんですけど、モーニング娘。って創作みたいなノージャンルなダンスらしくて、逆にプロのダンサーさんからすると難しいって言われるんですよ。
でも、少ない日数の中でそれをしっかり自分のものにして、4人綺麗に揃えてきてくれて、そのことに私はものすごく感動したんですよね。それなら私はそれ以上のことをしないといけないって4人に背中を押され、「これでいっか」じゃなくて、「もっとこうしたい」っていう気持ちになっていったんです。公演の1曲、モーニング娘。をカバーした「青春Say A-HA」がYouTubeに上がってるんですけど、「れいなのダンスがバッキバキになってる!」「キレキレだ!」ってすごく褒めてもらえてて、モーニング娘。の頃はそんなキレキレなんて言われたことなかったので、4人にはすごく感謝してます。
そういう新しい田中れいなを見せられたんじゃないかなって思えたし、周りにダンサーさんがいて、歌いながら自分でも踊れるところは踊って、「すごい揃ってる。うわ、カッコいい!!」って、耳で聞いても、目で見ても楽しいライブを作っていきたいです。もちろん、LoVendoЯの活動も増やしたいです。
それと、やっぱり新曲を出したいんですよ。今は(ソロ用の)自分の曲がほぼないから、ソロだとカバーばかりになっていて。この間のセトリ(セットリスト)は意識して外部曲メインにしたんですけど、そうしないとついモーニング娘。の曲を選んじゃうんですよね。れいな、モーニング娘。が一番好きだから。でも、ソロで歌える自分の曲があったらモーニング娘。の曲は1、2曲にして、あとは全部自分の曲でセトリを埋められるなって思ってて。それもただ増やすだけでなくて、「来た来たこの曲!」みたいになれるような曲を作りたいです。今、夢が広がってます。
――女優面だと?
女優って言われると困るんですよね。おこがましくて。私なんか全然女優とか言ったらダメなレベルで、やっと一歩踏み出したばかりの「J」くらいです。でも、やるからには本気でやりたい。自分が今後、お芝居でやっていくのか、歌でやっていくのかと聞かれても本当に分からないんですよね。どっちも好きだから。とりあえず今は、歌とかお芝居とか関係なく、自分の表現力をアップさせるために続けていきたいと思ってます。
――田中さんはモーニング娘。を卒業したら福岡に帰るつもりだったと言っていましたよね。「信長の野望」の「あの時の決断が歴史を変えた」ではないですが、当時を振り返って思うことはありますか? つんく♂さんの説得を聞かずに引退していたら、舞台の活動や出会いもなかったわけですが。
でも、「うわあ、帰らんで良かったー」っていう気持ちは別にないんですよ。あの時はあの時で、本当に帰りたかったから。人生ってすごいなって思います。今だったら帰りたいとか全くないので、その時それだけ嫌だったんだなって。それだけ帰りたかったんだなって。その時の自分に「頑張れ!!」って言いたいけど、それをまた自分のことと思ってないんですよね。何なんでしょうね、この性格(苦笑)。これも人生だなって。私は帰らない運命だったんだなっていうことですね。
――今は楽しいですか?
楽しいです!!
取材・文:鈴木康道
5月17日(木)~5月28日(日) 全16公演
SIDE織田、SIDE浅井を回替わりで公演
劇場:CBGKシブゲキ!!(東京都渋谷区道玄坂渋谷プライム6階)
【HP】https://nobunaga-stage.com/
【Twitter】@nobunagastage
■田中れいな公式Instagram
【Instagram】tanakareina.lovendor
■田中れいな公式ブログ
【blog】https://ameblo.jp/tanakareina-blog/
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