――今のミタゾノ誕生秘話しかり、井ノ原さんもテレ朝の歴史的ドラマを引き継ぐ役目も果たし、ジャニーズの道を広げるフロンティア的存在であると認識しているのですが。こういった先輩の活躍が、後輩の道も広げていくことになっているのではと。
松岡「どうだろねー。この間、村上(信五)ともちょっと話したんだけど、俺たちジャニーズに入ったのがちょっと前で良かったよ」
井ノ原「ホントだよね」
松岡「今だったら絶対ムリ!!」
井ノ原「今入ってたら、残ってられないと思うよ(笑)」
松岡「ムリムリ! 今の若いやつらは俺たちとは踊りも何もかも、レベルが違うもん」
井ノ原「ほら、食べ物がいいからねっ。だから成長がいい(笑)」
松岡「食べ物のせいにできないぜ。俺たちもジャニーさんがいいもの作って、食わせてくれてたから」
井ノ原「松岡、合宿所の冷蔵庫にあった100g8000円の肉を勝手に焼いて、むちゃくちゃ怒られてたよな」
松岡「そんな高級な肉を冷蔵庫に入れといたジャニーさんが悪い。そりゃあれば食うよ!」
井ノ原「こんなカチカチに焼いて!って(笑)」
松岡「勝手に焼いたことは怒らない。焼き方で怒る。そういうとこがさすがジャニーさんだ(笑)」
――でもアイドル道を切り開く、開拓する楽しさはあったのでは?
松岡「いや、開拓しようって気はさらさらなく、気付けば…って感じだと思うよ」
井ノ原「そうだね~」
松岡「生き残ろう、しかない」
井ノ原「松岡なんかPV制作したり、ドラマも作ったりもしてきて、やり続けてきた強さってのは、迫力が全然違う」
松岡「だからさ、逆に今の子たちはタレントがこんだけいっぱいいるだけに、オリジナリティを生み出すのが大変だと思うなぁ。やっぱり、俺も井ノ原もいろいろ自分たちで作ってきたもん。サングラス掛けてみたり、髪立ててみたり、キャラクターってものもさ」
井ノ原「松岡なんて特に悪く言われてしまうかもしれないところにあえていってたりしたもんね。でも、作ったっていうけどさ、最初からすごかったよ。ジュニアなのにスーツで現れたりさ」
松岡「金のブレスレットしてな」
井ノ原「オーディションのときから、態度の悪いやつが入ってきたってうわさになって。ジャニーさんに聞いたら、その態度の悪さが、アイツ面白いなって(笑)」
松岡「12歳で眉毛ねぇわ、ソリ入ってるわ(笑)。ジャニーズは俺みたいなのばっかりいるのかと思ったら、みんな真面目なやつばっかりだったんだよ」
井ノ原「コイツとは友達になれそうもないなって思ったよ(笑)」
松岡「井ノ原は根が真面目で。2人で自転車で走ってて、向かって走ってきた人に俺が悪態ついたら、井ノ原が急に自転車を止めて、“今のはいけないと思う。僕が謝ってくる”って」
井ノ原「アハハハハハ(笑)」
松岡「追いかけて、“さっきすいませんでした”って。あと、(東京)品川の八潮橋でさ、俺が、思い出作ろうぜ、一緒に飛び込もうぜって言ったら、井ノ原が真剣に“絶対にやめろ!!”って。井ノ原がいなかったら、俺は死んでた(笑)」
井ノ原「オマエの、思い出作ろうぜ、って言ったときの目がヤバかったんだよ(笑)」
――2人の青春時代を描くだけでドラマ一本できますね。
松岡「全然できるよ。これからもお互い、こんな感じで歳をとるな」
井ノ原「たとえ何があっても、この先も、松岡は松岡だと思うよ。これからもいい感じで飲みたいな」
松岡「そうだな!」
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