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池井戸潤作品初の映画化「空飛ぶタイヤ」プロデューサーの不安と自信

2018/05/11 12:00

長瀬智也主演の「空飛ぶタイヤ」が6月15日(金)に公開
長瀬智也主演の「空飛ぶタイヤ」が6月15日(金)に公開 (C)2018映画「空飛ぶタイヤ」製作委員会

1998年「果つる底なき」で江戸川乱歩賞を受賞して作家デビューし、「下町ロケット」では直木賞を受賞したベストセラー作家・池井戸潤

これまで「半沢直樹」(2013年、TBS系)、「花咲舞が黙ってない」(2014年ほか、日本テレビ系)、「民王」(2015年ほか、テレビ朝日系)、そして「陸王」(2017年、TBS系)など、数々の傑作小説がドラマ化、その全てが高視聴率・話題となっている。

そして2009年にはWOWOWで連続ドラマ化され、このたび池井戸作品初の映画化となる「空飛ぶタイヤ」が6月15日(金)に公開となる。

本作は、第136回直木賞候補作となり、池井戸自らが「僕はこの物語から『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ」とコメントするなど深い思い入れのある物語。

映画化の話が持ち上がったのは、約3年前。配給会社である松竹の矢島孝プロデューサーが、映像化の権利を預かったことから始まる。

「預かったのは良いが、これは簡単なものではないなという思いもどこかにあった」と当時を振り返る矢島氏。

「もちろん大好きな小説であったし、自分も劇場のスクリーンでこの物語を見たいと強く願っていたのだが、数多くの登場人物とボリュームを前にして、『脚本がうまくいかなかったら潔くこの企画はやめよう』とも考えていた」と語る。

しかし、その思いをまず打ち砕いたのは、脚本を担当した林民夫だった。

「背景をあまり描かずに事象でたたみかけていっては?」という林のアイデアにより、初稿脚本の時点で「スピード感のある展開ながらも登場人物それぞれの立場からの思いが深くにじみ出ていた」という。

「池井戸の小説の大切なエッセンスはそのままに、なおかつ2時間サイズの脚本」に仕上げるということから、映画化に向けての最初の一歩を踏み出した。

下に続きます
映画「空飛ぶタイヤ」
2018年6月15日(金)全国公開
【HP】http://soratobu-movie.jp/

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