映画「告白」に主演した松たか子、撮影時の衝撃事件を“告白”

2010/05/21 16:17 配信

映画 芸能一般

映画「告白」完成披露試写会に出席した中島哲也監督、木村佳乃、松たか子、岡田将生、原作者の湊かなえ氏(写真左から)

6月5日(土)に公開される映画「告白」の完成披露試写会が19日、都内で行われ、出演者の松たか子、岡田将生、木村佳乃と中島哲也監督、原作者の湊かなえ氏が出席した。

本作は、'09年度本屋大賞を受賞した湊氏の同名ベストセラー小説を映画化したミステリー。教え子にまな娘を殺された中学校教師・悠子(松)の復しゅうを描く。

中島監督は「3人が演じてくれたのはイメージダウンにしかならないような役。コマーシャルの仕事が減るかもしれないのに、映画に出演しようと思ってくれたことがうれしかった」と、出演者に恐縮しながらあいさつした。

娘を殺した生徒に復しゅうを誓う教師という役どころの松は、「自分が周りに何を言われてもかまわないという気持ちで演じました。出演して良かったです」と力強くコメント。教室のシーンでは「しゃべり過ぎたのかな? 鼻血を出してしまいました」と衝撃の“告白”をした。

空気の読めない“KY”熱血教師を演じた岡田は、「原作を知っていたので、話を頂いた時に“中学生の役だ”と思っていたら先生役でした(笑)。今まで先生役はやったことがなかったので、『ぜひぜひ』と思いました」と自身をキャスティングした監督に感謝。

また、過保護な犯人の母親役を演じた木村は「ストーリーの最後は、救いようのない終わり方ですが、編集や音楽で“夢物語”を見ているような気分になると思います」と作品の魅力を語った。

最後に、松は「今を生きているわたしたちは、こういう映画を受け止めなければならないと思います。彼らの自由がどこにあるのかを考えながら見てほしいです」とPRした。