この枠を「テレビ朝日の顔」に
――ゆくゆくは「テレビ朝日の顔」になれるように、ということでしょうか?
そうですね。一週間の終わりに日曜プライムをご覧いただき、翌週に備えようという形が理想ですね。
ドラマだけでなく、この先は映画も話題作を流せればと思います。「シン・ゴジラ」や年始にオンエアした「君の名は。」も大変な反響を頂きましたが、この先もヒット作が出てくると思いますので、そちらもご期待いただけたらと思っています。
いずれにしてもテレビ朝日のいろいろなエンターテインメントの特別な作品が見られる枠というふうに位置づけられたらなと。
――なるほど。今のお話に関連して「日曜の夜は映画を見たい!」という根強い声もあると思います。これからも期待して良いんですね?
そうですね、今はVOD(動画配信)サービスも含めて、映画などの映像作品を見られる機会はどんどん増えてきていると思います。
テレビでオンエアされていなくても、何かを見たいと思ったら家だろうが外にいようがいつでもすぐに見られる環境がありまして、そこが昔の日曜洋画劇場枠があったころとは違うと思うんですけれども…。
やはりテレビでやることによって、家族や他の人とも一緒に見てもらえるという強みがあると思うのです。
われわれとしてはこれから流す映画というのは基本的にはご家族や、好きな人、あるいは友達、一緒に見てもらって語り合えるような作品をなるべくラインアップしていきたいと思っています。
「君の名は。」や「シン・ゴジラ」のような大作を流した時、SNSも含めて、劇場公開されたとき以上に話題になっているのではなかという反響を頂いたのも、自信につながりました。
――そういう視点でいくと、例えば今はミステリーが中心ですが、今後はドラマでもファミリーものをオンエアする可能性もあるということですか?
そうですね。今はわれわれがミステリーのジャンルの方が得意ということもあって、そういう部分からスタートしていますが、初回の「探偵物語」はミステリーとはまた違っていましたし、よりファミリー層であったり、年齢層の違うジャンルだったり、そういう作品もこれから出てくると思います。
ただ、前提としてわれわれが培ってきたものの中で一番良いものを見ていただくとなると、どうしてもやはりミステリー作品が多くなってしまうのは確かですね。
でも、当然違うチャレンジもしていきたいと思っていますし、これからをお楽しみにしていただければと思います!
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