大谷亮平「感情を抑えて“鉄の男”を演じた」、ダークヒーローで初主演!
映画「ゼニガタ」の初日舞台あいさつが行われ、主演を務める大谷亮平、小林且弥、安達祐実、渋川清彦、綾部真弥監督が出席した。
本作が日本での映画初出演となった大谷。本人の持つ爽やかなイメージとは逆のハードボイルドなダークヒーローに扮(ふん)するが、「感慨深い気持ちでいっぱいです。撮影に入る前に、監督と役についてじっくりとお話しをさせていただいたんですが、感情を出さない“鉄の男”でいってくれと言われて、最初はどうしたらいいんだろうと思いました。渋川さんたちに圧倒されることも多かったのですが、そこは感情を抑えて“ブレない男”を演じました」と撮影を振り返った。
そんな大谷演じる銭形富男の弟・銭形静香役の小林は、「本作の1つ前の作品で大谷さんとご一緒させていただいたのですが、その時から大谷さんはすごく優しい方だなと思って、父性を感じていました。“鉄の男”といいつつも、大谷さん自身の父性が出てくることがすごくすてきだなと思いました。兄弟役ということで親近感を感じて飲みに誘ったんですけど、全然行ってくれないんです…」とコメント。
すると大谷は「これは誤解を生むよ(笑)! 僕、何回もそれに応えたんですけど、いざ行こうかとなるとはぐらかすタイプなんです。ナイトシーンが多かったからね」と苦笑い。
また資金繰りに困り脱サラして農業を始めた女性・留美を演じた安達は、「昔から、お金に困っているような役が多いんです(苦笑)。不幸そうに見えるからって、よく言われるんです。幸せに生きているんですけど、幸が薄そうに見えるみたいですね」と明かし、笑いを誘った。
本作の舞台は、表向きは居酒屋「銭形」だが深夜0時になると闇金業になる「ゼニガタ」。銭形兄弟の元を訪れる、金と欲望に翻弄(ほんろう)される人々の転落を描く。
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