林修、冠番組が放送100回目!「一番影響を受けているのは僕自身」
林修 コメント
日常的にテレビに出て自分の姿を全国に晒す、ということをまったく考えぬまま生きてきた僕が47歳になって突然テレビ局をはしごするような暮らしを送るようになりました。
その中で「林修という名前のついた番組をやりませんか」と最初にオファーしていただいたのが、この番組です。そこがすべての出発点でした。
ふだん予備校で教えている僕を、「教わる」側で使えると判断したというのが、番組を作るプロの見方なんだと思いました。自分にはない視点でしたね。
ただ正直に言って、当時はゴールデンで冠番組を持つことの“重み”をあまりよく分かっていませんでした(笑)。分かっていなかった分、逆に気負わずにやれたのかもしれません。
キャリアも足りず、今も全てがわかっているとは言えませんが、それでもよく5年目に入れたなと。しかも5年目で最高の視聴率を記録したというのは本当に恵まれていると思いますね。
テレビに出演する者としては、いまだに本当のプロと言うには、キャリアも足りません。スタッフにもよく言っているのですが、授業ほどの自信は、いまだにもてません。
授業なら、あとで見直してみても自分で言うのも恥ずかしいぐらい「完璧」なんですが(笑)、テレビは収録を振り返ってオンエアを見ると反省ばかりです。まだまだですね。
長続きした理由? (番組の)真ん中にいると正直よく分からないのですが、一つには番組のスタッフの嗅覚だと思います。
僕も少しずつテレビ番組の作り方のうまいヘタは分かるようになってきたのですが、この番組のスタッフはうまいと思います。
組み立て方とかテンポとか、続きが見たくなるような作り方をするのが、本当に上手なんですよ。これが一番大きいのではないでしょうか。
僕は番組に出る側ですから、作る側に必要以上に干渉しないことが大事だと思っています。出る側の仕事と作る側の仕事、ここは一線あって然るべきだと。
その中であえて僕からお願いしていることが一つあるとしたら、今後も実力のある先生を講師に呼んでほしいとは言っています。
僕がテレビに出て分かってきたことは、視聴者に対してごまかしが効かないということ。
例えば、テレビ慣れしていない人でも実力のある先生の講義は伝わると思うんです。スタッフも頑張って探してきてくれるので、そういう部分が好調の要因の一つでもあると思っています。
5月29日(火)夜7:00-9:48
テレビ朝日系で放送
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