「ZIP!」内アニメ「朝だよ!貝社員」モリ・マサ監督、放送3年目は「良い意味で壊していきたい!」

2018/06/04 18:00 配信

アニメ インタビュー

「朝だよ!貝社員」が3年目に突入。モリ・マサ監督に話を聞いた


――それでは制作をしていて楽しかった、嬉しかった事はありますか?

「マテ貝」の奥さんの名前が小苗なのですが、自分の姉と同じ名前をつけました。それを知って、何年も音信不通だった姉から連絡が来たのは嬉しかったですね。姉とは5、6年会ってないです。仲が悪い訳ではありません。

――実在の貝と、キャラクターのどちらを先に考えているのでしょうか?

いつも同じという訳では無いですが、話を広げられそうな“会社あるある”を考えてから、それでダジャレができそうな名前の貝を図鑑から探す、というパターンが多いです。

――特にお気に入りのキャラクターは?

「パウア貝」が可愛いです。たまに目がイッちゃってしまうことがあるんですけど、そういうところがいじらしいです。あとは、「ハマグリ」ってキャラクターがいるんですが、これはファンの方が作ってくださったキャラクターなので、個人的に印象深いですね。

「朝だよ!貝社員」を見てくれていたファンの方が、アイデアを直接送ってきてくれて。それがすごく面白かったので、「企画として採用しよう!」ということになって。

――4月28日には書籍「朝だよ!貝社員 激レア!どうぶつ図鑑」が発売されるとのことですが、どういう内容になっているんでしょうか?

「どうぶつ図鑑」は、面白いだけでなく「ため」になる内容になっていますね。難しい事を貝社員が面白く、分かりやすく解説するので、小さなお子様を持つ親御さんにぜひオススメしたいです。

特に、私のお気に入りの生き物は、目から血を出すことで敵を威嚇する「ツノトカゲ」ですね。なぜ威嚇する方法としてそれを選んだのかが気になります…。

あと、メスにモテたいがために牙をどんどん伸ばした結果、自分自身に牙が突き刺さってしまう「バビルサ」もお気に入りです(笑)。大人も楽しめる内容になっているので、是非読んでください!

――面白そうですね。アニメ「朝だよ!貝社員」の方は放送3年目に突入ということですが、今後どのような事にチャレンジしていきたいですか?

ビルド・アンド・スクラップでいうところの、スクラップな年にしていきたいですね。我々以上に、視聴者さんの中に「貝社員ってこうだよね」ってものがあると思うので、それをキャラ性や世界観を掘り下げながら、良い意味で壊していきたいです。

それから、舞台化や実写化にもチャレンジしたいです。あとは、深夜枠で「夜だよ!貝社員」なんかもやってみたいですね。