向井理が主演を務め、放送中のドラマ「そろばん侍 風の市兵衛」(毎週土曜夜6:05-6:45、NHK総合)。6月16日(土)の第4話からの「雷神」編に、女優の小芝風花が登場する。
同作は、辻堂魁の小説「風の市兵衛」シリーズのドラマ化。現代で言う会計士兼経営コンサルタントの渡り用人・市兵衛(向井)が人々をそろばんと剣術で助ける姿を、3話で1つのエピソードとして描き出す。
今回、「雷神」編でお絹を演じる小芝にインタビューを敢行。お絹のキャラクターについてや、“ラストシーン”からクランクインしたという撮影の裏話、また8月に放送される、NHK広島放送局開局90年ドラマ「夕凪の街 桜の国2018」(NHK総合)の見どころについても語ってもらった。
――「そろばん侍 風の市兵衛」で演じるお絹について、小芝さんはどんなキャラクターだと捉えていますか?
原作の小説を読ませていただいたんですけど、昔(江戸時代)の19歳は本当にしっかりしているなと思いました。
お絹は母親がいなくて、小さい頃から呉服問屋の娘として育ち、おとっつぁんの天外(高橋克実)から商いや絹について、いろいろ教えられてきた女の子。精神年齢がめちゃくちゃ高いです。
――台本のお絹のせりふには“!”や小さい“っ”が多いですね?
私も最初に読んだ時、元気で明るい女の子なんだろうなと思いました。でも、監督からは「そんなに気にしなくていいよ」とアドバイスを頂いたんです。
おとっつぁんが大変なことになって、自分が店を守る立場になり、今まで以上にしっかりしないといけなくなって。
もともと大人っぽい女の子なんですけど、さらに覚悟を持って商いを続けていく芯の強さのようなものをうまく表現できたらいいなと。
そういうお絹の変化は、ドライやリハーサルを重ねていく中で、監督と話し合いながら作っていきました。
――演じていて苦労した点は?
お絹はおとっつぁんに育てられて、店で働いている手代たちも男の子ばかり。そういう環境の中にいたので、男勝りとまではいかないかもしれないですけど、女の子っぽくないと言いますか、すごく強い部分があるんですよ。
だから、段差があるようなところから降りる時もどこかに手をついたりしないとか、女性らしさを少し抑えた演技を心掛けました。
だからといって、絹を扱う商売なのでがさつになってはいけない。自分なりに、凛とした女性に見えるよう頑張りました(笑)。
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