近衛の怖さを表現できるように意識
――出演が決まった時の感想を教えてください。
6年間のブランクが(子役を辞めてから)あったのですが、後半の重要な人物である近衛役を任せていただけて本当に感謝しています。
久しぶりの現場で、いろいろな不安もあったのですが、スタッフや共演者の皆様さんが優しくサポートしてくださいました。いまだに緊張していますが、おかげさまで楽しく撮影に臨めています。
周囲から「毎週見ているよ!」という声をかけていただくのですが、この作品に出演できていることが本当にうれしいです。
――子役時代と今とで変化したことはありますか?
やはり子役の頃よりも責任を感じます。
さらに良いお芝居を求められることが多くなっているので、そういうのも楽しみながら演じさせていただいてます。
――近衛を演じる上で意識していることは?
この物語の中では少し悪役的なポジションなので、その怖さを表現できるように、見ている方たちに伝わるように意識はしています。
元々原作があるので、原作のイメージに近づけることも考えながら、表情を作ったり、せりふの言い方を意識しています。
監督からは、近衛は天馬さんを崇拝している人物なので、天馬さんとの会話のシーンは明るめに、常に神に救われたような感じで接するようにと言われました。
近衛の、より怖い一面が垣間見えるシーンの撮影はこれからなので楽しみです。
――近衛が崇拝している天馬を演じる中川さんや主演の杉咲さんのご印象は?
中川さんは、すごく優しい方ですね。あんなに完璧な天馬さんを自然に演じられているのがすごいと思いますし、初めてお会いした時も中川さんから話しかけて下さいました。劇中では近衛として天馬さんを崇拝してる部分があるんですけど、実際に尊敬して、傍で演技を拝見して勉強させていただいています。
杉咲さんも、現場で僕が緊張している時に話しかけてくださいました。おかげさまで緊張がほぐれたんですが、主演を務めてる方の心配りはすごいなと感動しました。
――今作で魅力を感じる部分は?
花晴れの原作も好きでずっと読んでいるんですが、ギャグもあり、シリアスな場面や感動するシーンもあって、いろいろな感情で読むことが出来るのがとても楽しいです。
僕は、面白いシーンが好きなので、ドラマでも平野紫耀さん演じる晴のおっちょこちょいな部分が出ているシーンがお気に入りです。
平野さんの自然な演技で、晴の面白さがより一層増していますよね。一視聴者として見たときにすごいなと感じるので見習いたいなと思いました。