「おっさんずラブ」が最優秀作品賞ほか6冠! 貴島彩理P『温かくてカッコいい、最高の“座長”に感謝』【ドラマアカデミー賞】

2018/08/08 14:32 配信

ドラマ

「おっさんずラブ」が第97回ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞!

「おっさんずラブ」が第97回ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞!

2018年春クールに放送されたドラマを対象に開催した「週刊ザテレビジョン 第97回ドラマアカデミー賞」全9部門の結果を発表中。最優秀作品賞には「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)が選出された。

男性同士の恋愛模様を王道のラブコメディーに仕上げ、「難しい題材を万人受けする作品にした」「センスのいいセリフと会話劇」と高評価。何より主演の田中圭をはじめとする、キャストたちの魅力的な演技に支持が集まった。

同作を手掛けた貴島彩理プロデューサーを直撃し、制作の裏側や“座長”としてチームを率いた田中への思いを聞いた。

「人を好きになるのに性別も年齢も関係ない」。このドラマを応援してもらえたのは、世界がそうなりつつあるからでは

――「おっさんずラブ」が、最優秀作品賞をはじめとする6部門(最優秀作品賞、主演男優賞、助演男優賞、監督賞、脚本賞、特別賞)で受賞しました。まずは作品賞を受賞された感想をお聞かせください。

ありがとうございます。作品賞はみんなの力を合わせて初めていただけるものなのかな、と思うと特別うれしく思います。受賞の知らせを聞いてすぐに、キャストや監督、スタッフに「ありがとう」と伝えました。「ものすごくうれしい」「改めてこのチームでやれてよかった」と言ってくれる人も多くて、なんて素晴らしい仲間たちなんだろうと逆に感動したり(笑)。ドラマ作りでも他の仕事でも、一生懸命がんばったからと言って必ず評価される…という世の中ではないけれど、今回は皆さまのおかげでこういう形をいただくことができて、温かな応援に感謝の気持ちでいっぱいです。

――平均視聴率こそ5%以下でしたが、SNSなどネットで人気が広がり、DVDの予約数が記録的な数字になるなど、これまでと違ったヒットの形を示しました。

「おっさんずラブ」は視聴率という指標においては、結果を残せたわけではないと思います。にも関わらずそのようなお言葉をいただけるのは、ネットの力が大きいのかな、とも思います。放送期間中、そして放送後の今もなお、SNSでの反響にはとても支えられています。Twitterで世界トレンド1位になったり、Instagram「武蔵の部屋」のフォロワーが一時50万人を超えたり、ザテレビジョンさんの「視聴熱」(※)でもいまだにトップ10に入る…というのは、ひとえに番組のファンの皆さまがお互いに声をかけあって「みんなで番組を盛り上げよう」という温かい空気があったおかげだと思います。

――視聴者の反応でうれしかったことはなんですか?

「普通はそんなところ気づかないだろう」というような細かい部分を、おそらく何度も視聴して見つけてくださっていることです、たとえば、春田(田中)の家や天空不動産のオフィスに飾ってある花や小さな絵まで、「これにはこんな意味がある」と分析してくださったり…作っているこちらもビックリすることも。衣装さんや美術さんほか、例え視聴者に気付かれなくても、画面に映らないかもしれなくても、一切手を抜かずドラマの世界観を作ろうと頑張っていた沢山のスタッフが、報われたような気持ちになりました。第5話で春田と牧(林遣都)がデートする場面の飲み物のチョイスも、美術チームで会議が行われた際「春田は絶対メロンソーダ!」という女性スタッフのアイデアから生まれたもの。そんなふうにスタッフが各々妄想を働かせ、それに対して視聴者から反応が返ってくるというのは、なんだか新しいですし、かつ幸せな関係性だなと思います。私はスタッフのみなさんに「いいと思ったら自由にやっておくれ~」とお任せしていただけです(笑)。

――このドラマに熱狂した人にはBL(ボーイズラブ)好きの女性も多く、すごくよくできたBL実写ドラマという見方もありますが、そのあたりはどのぐらい意識していましたか?

プロデューサーは私を含めて4人いますが、他にも脚本の徳尾(浩司)さんや監督を含め、BL好きの人は誰もいなくて、むしろ今回、反響を通じて初めて学ばせていただいたという感じです。第3話放送後くらいに「春牧、牧春っていうのは、どうも順番が重要らしいよ」「なるほどー」という会話をしていたぐらいで、しかもその頃には脚本も最終話まで完成していて。なので、第7話のラストシーンで春田と牧がお互いにキスをするのも、特に何かに配慮したわけではなく。恋愛ドラマのラストシーンと言えばキスだろう、という“王道恋愛ドラマ”としての意識と、「春田というポンコツダメ男の“最後の一瞬の成長”」として自分からキスをする、という姿を描きたいという想いで作りました。

――ラブストーリーが当たらないと言われる今、男女ではなく男同士の恋愛を描いたことで、逆に新鮮に受け止めてもらえたということはありますか?

結果論ではありますが、そうなのかもしれません。私としては、「最近、あんまり恋愛ドラマがないなぁ」と思って、「2000年代の“月9”みたいな王道恋愛ドラマを作りたい!」と動き出したら、たまたまこうなってしまっただけ(笑)。「好きになるのに、性別も年齢も国籍も関係ないんじゃない?」というセリフが劇中にありますが、この作品を多くの方々に応援してもらえたということは、今、世界がそうなりつつあるのかなと。だとすれば、それはすごく素敵なことだなと思います。

続編について直球質問&“座長”田中圭への感謝の思い (2/2)

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