「特捜9」完走のイノッチ 「ドラマは救いだった」10代のころを振り返る
“9係”の愛称で幅広い層に愛された本格刑事群像ドラマ「警視庁捜査一課9係」('06 ~'17年)。発売中のザテレビジョンCOLORSでは、そのDNAを引き継いだ「特捜9」(共にテレビ朝日系)で主任・浅輪直樹役を完走した井ノ原快彦に、作品や“演じること”への思いを聞いた。
「僕自身もちろん、実際の世界で浅輪とは全く別の人生を歩んでいるけど、“9係”の皆さんとは12年間一緒に演じ続けていることもあり、家族みたいな存在。だから、メンバーにも話さないようなことも話したりしますね。特に、これまで“9係”の現場では一番年下だったから、それって気持ち的にすごく楽なんです。自分を委ねられるし、どんどん吸収して成長していけるから。ベテランぞろいの“9係”の現場では、失敗が恥ずかしくなかったし、自分が誰かに何かを教えなければいけない立場でもなく、胸を借りていたというか。でも、今回から山ちゃん(山田裕貴)が入ってきたことで、自分が末っ子ではなくなって、自分でもちょっと構えるかな?と思ったけど、これがまた不思議なもので、“山ちゃ~ん。遊ぼ~”って感じだったんです(笑)。この感覚も12年という歳月が生み出してくれた安心感からなのかなって」
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